アナウンサー・キャスター / 吉村 尚郎 / BLOG

富山県民でよかった~!

今年もこの季節がきましたね、私も県内行事の中で一番楽しみにしているお祭り「八尾おわら風の盆」です。
私が初めておわらを見たのは4年前。故郷福岡県をはなれ富山県に来た年でした。恥ずかしながら、それこそおわらという名さえも聞いたことがなく、どんなお祭りなのかも知らずに八尾へと向かいました。

深夜1時-。車中思い描いていたのは、福岡県の「博多やまかさ」のようなお祭り、ふんどし姿で山車を引き、男衆の勇ましい声が町に響き渡る。確かに露店もあれば人も多い、お祭りには間違いないとはいうものの、いつになっても勇ましい声・山車は見当たらない。むしろ提灯の薄明かりに照らされ肩を寄せ合うように建つ家並が、静けさをかもし出していました。

歩みを進め次第に耳に届く柔らかい鼓弓の音色-。
導かれるようにふと裏路地へ・・・。何かを取り囲むようにできた人だかり・・。覗き込んだ私はいうまでもなく唖然、言葉を失いました。これまでおわらに触れることができなかった悔しさ、行き場のない羨ましさといった、複雑なおもいが、波のように押し寄せてきた感覚を、今でも克明に憶えています。

その後、いうまでもなく「おわら」のとりこに・・・。

県外の友人、知人に会う度に開口一番、おわらの自慢ばかり・・・見せてあげたい!!!

鼓弓の哀愁漂う音色が坂の町を包み込み・・・。
涼しげな揃いの浴衣に、編笠の間から少し顔を覗かせたその姿は、実に幻想的で優美。日本、いやっ世界に誇れるお祭りですよ!つくづく富山県民でよかったな~と思う瞬間です。

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