吉村 尚郎 yoshimura takao
2005/10/07
日本一いきのいい町新湊!
「イヤサー!イヤサー!」勇ましい掛け声とともに、優雅な山が潮騒のまちを練り歩く曳き山祭。一度目の当たりにすると、心を奪われ虜になる方も多いとか・・そんな県内のみならず全国からも観光客が集まる曳き山祭に行ってきました。
そして、思い出すだけで震えを憶える凄い経験をさせていただきました。
到着したのは午後6時-。車を降りるやいなや目に飛び込んできたのは12台の提灯山、暗がりに浮かび上がる無数の提灯の山はまさに絢爛豪華。
引き手の声に合わせ揺れる提灯、それぞれの山の違った飾り付けや標識(だし)に見とれ30分が過ぎた頃、祭最大の見せ場となる曲がり角へ!! 車輪の地響きのような音とともに高さ8メートルはあるであろう山車が勢いをそのままに向きを変える様に身震いを憶えるほど。
地元の方にお聞きしたところ、それぞれの山車で曲がる方法、いわゆる角度やスピードが違い、息の合った引き手の見せ場だとか・・・。350年の伝統を持つ新湊の曳き山祭、今もなを引き継がれる風格と伝統そして男意気を感じた瞬間でした。
そして!!!!
私も曳き手としてお祭りに参加したいな~。そんな事を考えながらお祭りを堪能し、出店でミニカステラを購入していた私のもとに、「BBTの吉村さんですよねっ!」と法被姿の男性。「どうも、どうもいつもご覧いただきあり・・・・」と言葉を交す内に「山に乗ってみませんか?」とっ。
えっ~!いいんですか!?
誘われるままに、法被を着せていただき、「荒屋町」の山車の上に憧れの山にのせていただけるなんて、もう感動!!そして、不思議な事に法被を着ると自然に出てくるこの掛け声。
「イヤサー!イヤサー!」
思い出すだけで身震いするほどの興奮。
荒屋町の皆さん本当に有り難うございました。
まさに、日本一いきのいいまち新湊!な瞬間でした。