吉村 尚郎 yoshimura takao
2012/10/23
紅葉に置けば紅の玉
「パパ!川の水流れて無くなっちゃう、急いで!」
先週末、娘と見頃を迎えている称名滝の紅葉を見に行きました。
駐車場から、称名滝までは距離にしておよそ1.3キロ、標高差は100m。
大きく肩を上下させ、息を切らせながら歩く私、
一方3歳の娘は「水が無くなる!」と、全速力でかけ上がる!!
そんな頼もしい背中を追いかけながら、
青空のキャンパスを彩る赤や黄色に色づいた木々を眺め、カメラのシャッターを切りました。
歩くこと30分、ようやく称名橋。
一息つく間もなく小さな手に引かれ「これ撮って!」
水しぶきを浴びながら凛と咲く紫色の小さな花、そして真っ赤な木の実。
それまで、紅葉や称名滝を撮影しようと上ばかり見ていた私、
娘の一言に、足元にある自然の美しさに気づかされました。
様々な物事も角度を変えて見るだけで多くの発見があり、
そして悠久の自然によって多くの感性が育まれる。
また一つ、娘の成長を感じた一日でした。