2014水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館 ジオパーク探検隊
上中島小学校 東明小学校 成美小学校 井口小学校 小杉小学校 宮川小学校
高岡市立成美小学校

 

生きもののドラマが息づく、千保川をきれいに大切に。

高岡市内を流れる千保川を調査しようと、支流の和田川にマトをしぼって、4年生2クラス・76名が生きもの採取を行いました。モクズガニや絶滅の恐れがあるトミヨ、おなかに卵をだいたトウヨシノボリなどがとれました。水そうでの飼育になれてきたころ、トミヨがいなくなり、やがてヨシノボリの子どもが姿を見せました。こんな命のドラマが息づいている千保川に、多くの生きものがもどれるよう、千保川をきれいに大切にしていきたいと思いました。




【 採取 】


千保川の支流の和田川で生きものを採取しました。さっそくモクズガニがとれ、トミヨやトウヨシノボリなど、きちょうな生きものが次々とれました。


4年2組担任 仙城 仁美 教諭
やっぱり魚たちに出会えるとうれしいですね。
子どもじゃなくても、とったー!となります(笑)

魚津水族館 不破 光大 学芸員
海から上がってくるモクズガニがとれたので、海とつながりがある川だと感じました。



【 飼育 】


飼育4カ月めでトミヨがいなくなり、やがて小さな魚が姿を見せ始めました。これは何という魚?赤ちゃんなの?出前授業のとき、不破さんに質問しました。
トミヨがいなくなりました。
ほかの魚に食べられたのかな?

5年担任 西嶋 聡 教諭
もしかしたらトミヨの天敵が魚の中に入り込んだのかも…
ヨシノボリは卵を生んだのではないかと思います。



【 不破さんの出前授業 】

これはヨシノボリ。もうだいぶ大きいから、夏に生まれた赤ちゃんに12月ごろ気づいたんだね。



【発表会】


トミヨの死、ヨシノボリの産卵など命のドラマにふれた7カ月間をしめくくる発表会。かつて“母なる川”と親しまれた千保川が、“死の川”と呼ばれるまで汚れたこと。地域の人たちのおかげで、少しずつきれいになっていることを伝え、千保川を大切にしようと呼びかけました。

今までなにげなく見ていた千保川の歴史もわかって、奥が深い川だと思いました。