2014水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館 ジオパーク探検隊
上中島小学校 東明小学校 成美小学校 井口小学校 小杉小学校 宮川小学校
上市町立宮川小学校

 

大自然のいとなみにふれ、ふるさとを見つめ直しました。

ジオパークは自然がつくり出した“大地の公園”。富山県では、北アルプスから富山湾を結ぶダイナミックな自然環境が学べる地形として、立山・黒部が日本ジオパークに認定されました。そこで5年生がジオパーク探検隊として立山カルデラを見学。そこには160年前の大地震で崩れた山の土砂が大量に残り、平野へ流れ出さないよう、砂防えん堤をつくる工事が100年以上続いています。自然の荒々しさを感じながら、暮らしを守る人たちの努力を知りました。




【 事前授業 】

上空からの映像を使った事前授業で、富山湾から立山連峰まで高低差約4000メートルの富山の地形と、そこを流れる世界でも数少ない急流の川について学びました。また川がはんらんをくり返して、富山平野がつくられていった、そう大な自然のいとなみを知りました。

立山カルデラ砂防博物館 丹保 俊哉 さん
ジオは大地と地球。パークは公園。
この2つをくっつけたのがジオパーク。
大地と地球の公園、遊び場… 楽しそうなひびきですね。



【 ジオパーク探検隊 出動 】


いよいよ探検隊出動!いざ立山カルデラへ、常願
寺川の上流をめざし、まずは中流にある大きな石
を見学。昔おきた洪水で上流から運ばれてきた石
で、川の力のすごさを感じました。
川の流れのはたらきとあわせて、自然の猛威から暮らしを守る仕事にも注目してください。


大場の大転石

西大森の大転石

●六九谷展望台

六九谷展望台から見わたす立山カルデラには、160年前の大地震で崩れた山の土砂が、今も大量に残っています。
土砂が流れ出さないよう、せき止めるのが砂防えん堤です。


●砂防えん堤


立山カルデラ砂防博物館友の会
会長 山本 繁 さん

上流からの土砂を、砂防えん堤でいったん止めています。

●立山温泉跡地

昔、立山火山であたためられたお湯がわきだす温泉があり、にぎわっていたそうです。
お風呂は当時としては珍しいおしゃれなタイルばりでした。


●どじょう池

地震で崩れた山の土砂で、せき止められてできた池です。
温泉客にふるまうごちそう用のどじょうを池に放したことから、この名がついたそうです。


●天涯の湯


5年担任 野村 信介 教諭
知らなかった立山カルデラを見て、子どもたちは富山の自然やジオパークを体感できたと思います。

平野の暮らしを守るいろいろな工夫がすごかった!