とやま環境賞

「とやま環境賞」は、地域にあって環境を見つめ、維持と保全に取り組み、他の模範となる活動をしている個人・団体、及び環境に関する研究活動を行っている個人・団体に贈られます。

【 令和4年度第27回とやま環境賞受賞者のみなさん 】

第27回とやま環境賞は令和5年2月14日(火)に富山テレビ放送にて選考委員会が開催され、優秀活動賞に3団体3個人、ジュニア活動賞に2団体が選ばれました。
表彰式は3月11日(土)に富山テレビ放送 1F大ホールで行われました。



優秀活動賞

●黒部市立浦山公民館
地域の自然豊かな環境を維持し、ホタルが生息できる環境を整える活動を行っています。「里山ホタルの会」の協力の下、宇奈月小学校の子供たちと「蛍のお話と鑑賞会」や、ホタルの幼虫やえさとなるカワニナの放流会を行っています。平成28年には宇奈月小学校の子供たちがホタルの観察の発表会も行うなど、地域と共に自然環境を守り、自然と触れ合いながら子供たちの環境教育やふるさとを守る活動を行っています。

●運河のまちを愛する会
富岩運河を軸としたまちづくりを目的に運河沿線6自治振興会により平成16年に設立。運河のにぎわい創出や環境美化の為、「運河まつり」や「バードウォッチング」、地域の子供たちと保護者や地元企業等と環水公園清掃を行う「クリーン大作戦」を行っています。クリーン大作戦は年4回実施、毎回170名以上の参加があり、地域住民一体となって地域の環境を守り、子供たちの環境保全への意識を育んでいます。

●滝ホタル保存会
高岡市中田地区の旧六ヶ用水地域にホタルを呼び戻そうと平成10年に保存会を結成。 地域の中田中学校が育てたホタルの幼虫やカワニナの放流、水路周辺の清掃、草刈りや、会員が当番制で定期的に観察を行うなど、ホタルの保護活動を続けています。永年にわたり地域の水環境の保全・整備に尽力し、ホタルを復活させ保護するなど、豊かな自然環境の維持に貢献しています。また観察会やお話し会などを行い地域住民や子供たちに自然環境保護の大切さを伝えています。


※写真は代理出席の館森珠樹さん(山下ちか子さんご長女)

●山下 ちか子さん
学習支援講師として、地域の小学校の子供たちに年間を通じてホタルの生態の学習や観察会などを行い、ホタルの生息環境の維持や保全、水辺の生き物の学習をふるさと学習として継続しています。地域の子供たちに、ふるさとの魅力や資源を発掘し、自然の豊かさや大切さ、いのちの尊さを実感させる活動を行っています。
また、東京都渋谷区の小学校との姉妹校交流でもホタルの紹介や鑑賞会などの活動を行い、環境保護の啓発を行うと共に子供たちの交流にも貢献しています。

●六田 敏夫さん
氷見市仏生寺で森林の適正管理をしながら原木シイタケを栽培し持続可能な林業を実践しています。地域に移住してきた人にも栽培方法を教えるなど後進の育成にも取り組んでいます。シイタケ栽培から山を管理し原木を伐採する活動を通じ、森林保全・環境保全に取り組んでいます。

●勝田 幸子さん
平成22年より富山県地球温暖化防止活動推進員に委嘱され、永年にわたり「とやま環境チャレンジ10」事業に講師として参加し、地域の小学4年生に地球温暖化に関する環境教育を行っています。平成24年からは幼稚園児と保護者に向けての事業「はじめての エコライフ教室」の講師として参加し、子供たちに環境意識をめばえさせています。
また、富山県食生活改善推進協議会の会長として、不要な食材を活用するサルベージ・パーティや講習会を実施するなど食品ロス削減の取り組みを広めています。

ジュニア活動賞

●認定こども園 福光青葉幼稚園
地域の自然環境を活かした食育活動を学びの中心に置き、地元農家と協力して農業体験や味噌づくり、料理体験、田んぼの生き物調査などを継続的に行っています。1926年の創立以来、食育活動や、水辺の環境や生き物について体験を通じて学ぶ活動を実施し、活動内容を定期的に発表するなど保護者や地域への啓発活動も行っています。

●射水市立新湊小学校 はまっこプロジェクト隊
地球温暖化防止への取り組み「わが家の環境大臣」から発展し「はまっこ環境大臣」任命に向けて、学校での節電活動を行っています。電気代の見える化、節電パトロール隊の結成、校内放送やポスターでの呼びかけ、節電を工夫している人やクラスの紹介、ゲスト講師を招いての学習会など、全校あげて取り組んでいます。節電活動を通じて環境保全への行動や意識の向上が、生徒や教職員、家庭へと拡がりを見せ、今も継続して実施されています。


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