富山テレビACTクラブ賞 富山テレビACTクラブとは ACTクラブの活動
これまでの富山テレビACTクラブ賞受賞者/団体
2019年6月現在

第20回(2019年)

【個人の部・優秀賞 堺谷 陽平さん
早くからeスポーツに着目し活動を継続。昨年、県内初のプロeスポーツチーム「TSURUGI」を立ち上げる。今年発足した全国組織日本eスポーツ連合の中で、富山県eスポーツ連合の会長として中心的役割を果たすなど、「eスポーツで地方創生」を富山の地で行っている。 昨年富山で開催されたeスポーツイベントは全国でも見本となるイベントとなり、「富山モデル」とまで称されるほどに全国的にインパクトを与え、全国のeスポーツ事業で一目置かれる存在である。茨城国体でのeスポーツ種目採用と県予選実施や、県内大型イベント開催など、今後さらに飛躍が期待される。
【個人の部・優秀賞 島津 淑子さん
富山いきいき脳トレクラブは2011年に結成。脳を鍛えて認知機能を維持・改善する「脳トレ」の活動を行っている。元公務員や教員、会社員などさまざまな経歴を持つ50代~70代の19人が活躍している。訪問件数は年々増え、初年度の32件から2017年度は150件を超える。
【個人の部・優秀賞 W.C.カラスさん
学生時代から音楽活動を始める。中学時代はパニック症候群を発症。音楽活動を続けていたが病気のため職は安定せず。そんな折、ハローワークで木こりの職と出会い、病気と向き合いながら音楽活動で世界を目指す活動を続けている。
【団体の部・優秀賞】 金屋ふるさとの会
平成29年に設立。城山金屋地区の里山整備を行い、憩いの場と健康づくりの環境整備に努める。孟宗竹伐採と整理、フットパスから滝までの山道の整備やビオトープ池づくりなどを行う。

第19回(2018年)

【個人の部・最優秀賞 鏡森 定信さん
イタイイタイ病の治療・原因究明に奔走した萩野昇医師(故人)のもとで経験を積み、イタイイタイ病の悲惨さを痛感。以後、被害者団体とも交流を続け、長年要望してきた公的資料館「イタイイタイ病資料館」の設立に尽力され初代館長に就任されました。イタイイタイ病が公害病と認定されて50年、イタイイタイ病の歴史、教訓を後世に伝えることに尽力されました。
【個人の部・優秀賞 谷口 凱夫さん
日本屈指の救助技術を誇る富山県山岳警備隊の元隊長として数々の救助活動に携わってこられました。退職後も登山教室の講師を務めるなど富山県の登山振興に尽力されています。県内の登山愛好家でつくる「山凱会」の顧問としても活躍され、昨年山凱会として1千回の登山を達成されました。山にまつわる著書も多く中高年登山ブームの中、登山の魅力とともに山の厳しさを伝えてこられました。
【個人の部・優秀賞 清水 崇宏さん
2010年に結成した精神障害者らでつくるチンドングループ「立山WAいーちゃー座」の座長を務めておられます。自身も23歳の時に統合失調症を患い、奥様の出身地富山に移住、チンドンを始めたことが転機となり、障害者に苦しむ仲間が集まりグループを結成。地域の夏祭りや高齢者のイベントに出演、今年初めて全日本チンドンコンクール素人の部に出場されました。チンドンの楽しさを伝え、周りの人を笑顔にする活動を通じて、障害者に対する誤解や偏見を無くし、障害者への理解を深める活動を行っています。
【団体の部・優秀賞】 KUROBEアクアフェアリーズ
今年創部20年、来シーズンから新たに発足したバレーボール国内最高峰「V1リーグ」に参入を果たされました。地元企業の熱いサポートを受けながら地域に密着し、富山県のバレーボールの普及・振興に努め、また、県内の小中学校でバレーボール教室の開催や、ジュニアチーム「アクアジュニア」の運営サポートを行うなど、バレーボールを通じ地域の活性化とジュニアの育成に貢献されています。

第18回(2017年)

【個人の部・優秀賞 田中 寿美子さん
心臓病の後遺症によるハンディを胸に常に自分の身体と向き合いながら日夜マラソンに励み、走り続ける孤高のランナーとして、数々の賞に輝きました。スポーツという「文化」を通して世界の人々が平和であるように願いながら活動を続け、ハンディキャッパーの方々の伴走ボランティアや「ジュニア陸上教室」を開催するなど、ジュニア育成ための活動を精力的に行っています。
【個人の部・優秀賞 中田 博さん
昭和20年8月1日の富山大空襲に遭遇され、街は焦土と化し姉と兄は亡くなり4才の幼い自分が残された。戦後70年を過ぎ、幼い子供たちに空襲を語り継ごうと絵本製作を思いつき、焼け野原の咲く希望の花・コスモスをテーマに、復興に立ち上がる人や富山の街を、知り合いのイラストレーターに頼んで優しく描かれた絵本が完成した。子供に絵本を読み聞かせ、親が解説を読んでより詳しく教えてあげて欲しいと、市内の学校図書館や希望する知人に提供している。
【個人の部・優秀賞 藤井 友里子さん
生後間もない頃に患った脳性麻痺で手足に重度の障がいを抱え、歩行困難になるも障害者スポーツ交流会でボッチャ競技を知リ富山ボッチャクラブに加入した。その後、苦闘を重ねながらも精進して国内外の試合を転戦し、結果を出してきた。 リオネジネーロパラリンピックボッチャ競技で、絶妙に光る集中力で日本勢初の銀メダルを獲得するなど、まさに日本に勇気と感動、障害のある方々に夢と希望を与えた。
【団体の部・優秀賞】 公益社団法人 認知症の人と家族の会 富山県支部 代表 堀井 隆子
35年間の長きにわたり「認知症の人と家族の会富山支部」を結成して、つどい・電話相談・会報発行の3本柱を中心に、認知症の正しい理解と仲間づくりの啓発講演会や、地域のつどい等を開催している。認知症の本人と介護家族が、笑顔で暮らせるための居場所づくりで、悩みを話し合い、苦しみを分かち合いながら、ゆっくり・やさしく・おだやかに過ごせるため場づくりや、昨今の傾向である若年性認知症に対する対策を重要課題として取り組んでいる。
【団体の部・優秀賞】 特定非営利活動法人えがおプロジェクト(内閣府認証) 代表 出分 玲子
シングルマザーという自らの経験から、ひとり親家庭を応援する「えがおプロジェクト」を設立。ひとり親家庭の親子のためのイベント料理教室・バーベキュー・クラフト教室開催や、ひとり親家庭と共働き家庭の子どもたちのための学童保育「こどものいえ」を開設して、ひとり親家庭及びすべての児童・青少年に対して、より豊かな生活につながる支援や心身ともに健やかな育成を促す支援などに関する事業を行いながら、助け合い支え合う地域社会の確立を目指してしている。
【団体の部・優秀賞】 小杉爆笑劇団 団長 柴田 芳之
家族介護者教室の開催が切っ掛けで発足した、射水市にある社会福祉法人「小杉福祉会」が運営する介護施設のケアマネージャーで構成している。 「住み慣れた自宅で・住み慣れた地域で家族とともに暮らしたい」という想いを講演や座学では難しく感じる在宅介護のあり方を、広く皆様に知ってもらうために、「大江爆笑劇団」(現小杉爆笑劇団)を発足して県内外で年間50本公演活動を続けて「笑顔と笑い」を地域の皆様に届けている。

第17回(2016年)

【個人の部・優秀賞 蔵田 幹善・正子さん  氷見昭和館・平成館ご夫妻
趣味で始めた昭和レトロの展示館は、正に人生の楽園創りとして、第二の人生を 懐かしい昭和の街角をよみがえらせたレトロミュージアム“氷見昭和館"を事業として育て上げた。
昭和レトロな雰囲気とグッズが濃縮された異色の空間に妻の正子さんが切り盛りする喫茶店が欠かせない。多くの日本人にとって自らの行きた時代「同時代史」昭和を楽しむ博物館を企画・運営している。
【個人の部・優秀賞 バハウ サイモン ピーター BAHAU Simon Peter
パプア・ニューギニア国籍で、国際留学生として来日し大分大学経済学研究科修了後、民間会社での就労経験やテレビ番組の監修など日本での多種多様な生活経験を得て、4年前に富山大学国際交流センター教授(経済学)に就任した。 自らの国際留学生としての様々な生活面の経験を生かし、富山にやってくる国際留学生の生活アドバイザーとして、公私に渡りお世話をして、外国人流学生から絶大に信頼され慕われ頼られる存在となっている。又、日本人より日本人らしい外国籍の教授として外国人から見た富山の魅力を機会を捉えて紹介をしている。
【個人の部・優秀賞 大塚 憲一さん
大学生時代、毎週のように通った立山の魅力に引かれて、2010年一家で富山に引っ越して水と雪の文化を取り組んだ従来にない独自の登山ツアーを企画実行している。 通常の観光による立山とは違う視点でその魅力を県内外のPRする事に大きく貢献、富山の水・自然・山の本当の魅力を県外に広めてくれる貴重な存在となっている。
【団体の部・優秀賞】 すずらん会 代表 辻 賢一
白血病や再生不良性貧血などの血液難病を持つ患者及び患者家族を支援する、県内のボランティアグループ(患者の会)として25年間の実績を有す。 病気や治療その他の情報交換が中心の活動で、人や患者ご家族の参加によって、自助グループまたはセルフヘルプグループとして、不安を抱く患者さんの心の支えとなる地道な活動を自主独立の互助活動として行っています。
【団体の部・優秀賞】 NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会 理事長 城戸 拓一
町家を活用して地域の祭りや交流活動事業歴史的・伝統的な都市景観を保存する事で地域の発展につなげようとする意義を説いて建築家・監修指導の大学教授、地元市民会を結成して活動を始めた。歴史的建造物のハード面での修復に取り組むと同時、若い人が気楽に参加できるイベントや学術的な講演会の開催など、常設カフェの営業などソフト面の内容も充実してきた。映画のロケ地にもなるなど歴史的建造物保存の意義を感じるようになっている。
【団体の部・優秀賞】 富がえりのレシピ実行委員会 代表 田中 美弥
野菜・果物の魅力、食べることの大切さを伝えるため為、田中さんが野菜ソムリエの資格取得。他県からの移住者でもあり富山県の食環境の素晴らしさに感動して、農、食、人をつないで、心がざわざわするような風を起こす活動を起こした。 農家もシェフも主婦も出会う。よみがえる。そして、次の一歩へとして、富山のねざすひと・ものをつなぎ、そこから始まる新たなストーリー企画・演出・実行している。

第16回(2015年)

【個人の部・優秀賞 柴田 力弥さん
八尾【風の盆】にほれ込んで、東京から八尾に移り住み、江戸風俗研究家として着物体験や三味線演奏を通じて、富山県を拠点に日本の伝統文化を伝承・発信している。
個性派の文化人ならではの独特な個性から発信する情報は、富山の新しい魅力の発見として県内外から注目を集めている。
【個人の部・優秀賞 太田 豊さん
雅楽奏者として笛、琵琶、左舞(さのまい)を専門とする邦楽とサックス奏者としての洋楽双方に精通し、日本の伝統的な音楽の歴史を伝承する活動を行う。
又、北陸新幹線開業に伴う高岡駅と万葉線の発車音を作曲するなど活躍の場は幅広い。
【個人の部・優秀賞 中村 正陽さん
鉄道ファンが興奮する全国でも有名な珈琲駅ブルートレインを長年経営して人々に夢の空間を提供している。
昨年8月からW7・E7系のミニチュア模型を走らせて開業ムードを煽るなど、北陸新幹線開業以降、富山県の名物施設となっている。
【団体の部・優秀賞】 立山登山マラニック実行委員会 実行委員長 松原 和仁(宮島隆幸)
大自然を満喫しながら走れる日本一厳しく、そして、日本一あたたかなレース。 ここ、富山でしかできない稀有なレースの企画運営。 タイムを競うのではなく、それぞれの心のゴールを目指す。 「豊かな自然」、「人のあたかさ」、そして、「自らの健康な体」普段私たちが忘れかけている大切な事を教えてくれている。
【団体の部・優秀賞】 NPO法人大長谷村づくり協議会 理事長 村上 光進
自然が色濃く残る美しい村八尾大長谷。農林業の再生と過疎化が進む地区の存続を模索する活動の傍ら、自然体験ツアーを行い、自然を愛する皆さんに山歩きの醍醐味と大地の恵みをたっぷりと提供している。
【団体の部・優秀賞】 「とやまde踊ってみた」プロジェクト  実行委員長 ぶらっくすわん(本名:宮島愛夏)
富山の魅力を全国にアピールしようと県内の名所をバックにダンスを披露する活動。YouTubeやニコニコ動画の”踊ってみた”カテゴリで人気を集め、県内の観光地や人気スポットを背景に、ダンス動画を通じて富山県を全国にPRするプロジェクトを宰して若者の力で 県内の魅力を勢力発信している。

第15回(2014年)

【個人の部・最優秀賞 川越 恒豊さん 受刑者向け全国初の自主ラジオ放送を長年続けています
昭和54年から富山刑務所で受刑者向け全国初の自主ラジオ放送「730ナイトアワー」のパーソナリティーに抜擢されて以来34年間、毎月最終月曜日の夜に受刑者向きの音楽トーク番組をボランティアで続けて、来年1月には400回目の放送となる。
入所者の増加や高齢化などで刑務所問題が社会的にも注目されている中、心の絆を結ぶ活動として注目されている。
【団体の部・優秀賞】 フードバンクとやま 代表 川口 明美さん 「もったいない」を、なんかせんなんと、食と人とをつなげています
食料自給率が低く輸入に依存しながら、毎日大量の食品が捨てられている日本。一方で、雇用と同時に住居を失った人や、一人暮らしの高齢者、障害者、様々な理由で食べ物に不自由している人たちが、私たちの身近にいます。賞味期限がまだ先のものや、流通規格外という理由だけで捨てられる食べ物。まだ価値のある食べ物なのに、もったいない。 この活動は食品廃棄物を抑え、微力でも地球環境を守ります。 食べ物を大切に思う気持ちや、人と人の助け合う気持ちを育てています。
【団体の部・優秀賞】 やつおそば大楽代表 篠川 潔さん 全日本素人そば生粉打ち名人大会で2年連続最高賞を受賞
富山市八尾地域を拠点に活動するそば打ち愛好者グループ「やつおそば大楽」のメンバー3人が、「素人そば打ち段位認定会」で最高位の5段に認定された。過去に開かれた認定会を含めて5段を取得したのは、全国で33人しかいない。 狭き門を通過した3人は「さらに精進し、そばを通した地域おこしや富山のPRに力を 注ぎ、開業支援コースからはすでに7店が開業。講師陣は全国レベルでの技術認定にも果敢に挑戦している。
【団体の部・優秀賞】 富山県里親会 会長 釜土 美紀さん 富山県で登録された里親のみから構成された富山県で唯一の団体
里親同士の交流を通じて子ども(里子・養子)の福祉の増進と里親制度の普及発展を目 的として設立された富山県で唯一の団体として、会員同士の繋がりを大切に、里親制度の理解啓蒙を図るとともに、児童虐待が騒がれている折り、子どもたちが安全、安心に生活ができる場を共有する活動。

第14回(2013年)

【個人の部・優秀賞 】 米原 寛(よねはら ひろし)さん (富山の歴史・文化景観を後世に伝える語り部)
県内の高等学校教諭・校長を歴任し、この間に、富山県史編纂にあたる。 今年3月まで富山県立立山博物館長を務める。
NPO法人が主催する市民オープン講座「街づくりサロン」のレギュラー講師及び薬のコンシェルジュ(観光ガイド)研修など、歴史・文化を通して、富山の新しい話題発見や魅力創りに大きな役割を果たす等、歴史学を通して富山の歴史や文化を愉しく、分り易く、次世代に語り継ぐ貴重な「語り部」となっている。
又、富山へ訪れる観光客に富山の魅力を発信するなど、寄与が期待される。
【個人の部・優秀賞】 勝島 佑太(かつしま ゆうた)さん (盲目の作編曲家・ピアニスト) YOUTA(ユータ)
生まれつき無類の音楽好きで、キーボードとラジカセをおもちゃ代わりに育つ。
4歳で失明、電子オルガン、中学生で作曲とバンド、16歳でピアノを始めた。 地元富山県を拠点に作編曲家・ピアニストとして活動を開始。 現在は音楽ユニットや楽団を結成して創作・演奏活動を精力的に行なう他、音楽イベントの企画や、アマチュアバンドへの参加を通して、地元音楽界の発展と地域文化の活性化にも取り組んでいる。又、これまでにいろいろな学校に出向き「元気になれる音楽・希望に満ちた音楽で、純粋な想いを音楽にのせて、心から心へたくさんの夢を運んでいる。
【個人の部・優秀賞】 森井 勇(もりい いさむ)さん (健康生きがいづくりアドバイザー)
健康生きがいづくりアドバイザーとして、県民カレッジなどで主に高齢者の方を対象に100回以上にわたって健康講座の講師を務める。
講演内容は8つのテーマで分かりやすく講演、依頼があれば人数に関係なくどこへでも出向き、一人でも多くの方々に健康づくりの情報をお伝えし、日々の生活習慣に取りいれてもらっている。講座テーマの内容をまとめた「なってからでは遅い!がんとボケ」を自費出版。第2作として「ピンピンコロリにしますか!ネンネンコロリにしますか」を自費出版して健康長寿の促進を行なっている。
【団体の部・優秀賞】 富山の地酒ファン倶楽部 事務局長 原 誠(はら まこと)さん (富山の地酒を通じて、日本酒が持つ文化を体験発信しています)
2009年7月地酒愛飲家11名で発足した同会は、会を重ねる毎に人数が増えて2013年2月現在で会員数400人と急拡大、特に若い女性に人気の「富山の地酒」を切り口とした、人と人を繋ぐコミュニティーサークルとなっている。
富山県内外の会員が「富山の地酒」を愉しむことで、富山を愛する人々がどんどん 増えています。又、会員には県外出身者も多く、富山の地酒の魅力を伝えることで 県外へ富山の魅力をアピールすることにも繋がっている。
【団体の部・優秀賞】 富山八雲会 会長 馬場 是久(ばば これひさ)さん (ラフカディオ・ハーンと富山県との懸け橋)
大正12年(1923年)にラフカディオ・ハーン(帰化名:小泉八雲)の旧蔵書を馬場はる氏が小泉家から買い取り、旧制富山高校の開学記念として寄贈してから約90年が経つ。2000年に富山県で開催された「ラフカディオ・ハーン誕生150年記念事業」を機に設立され、定期的に小泉八雲研究者を招いた講演会やシンポジウムを開催するなど月例会でハーン作品の輪読会を行っている。ヘルン文庫は、全国の人々はおろか、富山県民でさえその存在を知る人は少なかったが、富山八雲会の活動を通じて、「ヘルン文庫」にかかわった富山県の人々の思い、ハーンの学問を研鑽するとともに、その功績を顕彰して、富山県と直接縁のなかったラフカディオ・ハーンと富山県の結びつきを深め、文化的発展に寄与している。

第13回(2012年)

【個人の部・優秀賞 】 藤原 優子(ふじわら ゆうこ)さん (ロンドン五輪男子マラソン代表選手の奥様)
富山市内の産婦人科に勤務する妻子を残し、単身で東京都内での練習の合間にたびたび富山を訪れ、富山で充電、ロンドン一直線を合言葉に、念願のロンドン五輪入りを果たした藤原新(ふじわらあらた)さん。去年の秋から無収入となり、それを支えた吉本レディースクリニック(富山市羽根)で医師として勤務する妻の優子さんとの夫婦二人三脚が実を結んだ。
【個人の部・優秀賞】 越中家漫欽丹(えっちゅうやまんきんたん)さん(とやま弁で落語を披露するアマチュア落語家)
(本名:桶屋欽(おけやきん)一郎(いちろう))
定年間近の58歳で、地域の落語研究会に入会「自分のひと言でみんが笑ってくれる」ことに病みつきなりとやま弁落語に傾注。古典から新作まで多くの落語を「とやま弁」にアレンジして披露している。映画「RAILWAYS」では、方言指導を務め東日本大震災の被災地へも訪問してボランティアで落語を披露した。
落語の江戸っ子口調に馴染めず、長年使ってきた富山弁を落語に生かすことに徹して、地元小学生にも「とやま弁」の魅力を伝えながら小学生落語家を育成している。
【個人の部・優秀賞】 梅澤 専勇(うめざわ せんゆう)さん(障害を持つミュージシャン)
障害をものともせず自ら民謡の会を立ち上げて、作詞・作曲をも手がけて、自作曲を歌い 昨年10月東京で開かれた障害者ミュージシャンのコンテスト「ゴールドコンサート」に、富山の名産や富山弁を織り交ぜて、明るく富山の四季を歌うオリジナル民謡「さわやか富山ふるさと音頭」を披露した。新しい富山の民謡として全国に発信したいと意気込みながら、障害者の模範として明るく快活な生活を送っている。
【団体の部・優秀賞】 伏木地区ボランティア かたかごグループ  部長 桧物 笑子(ひもの えみこ)さん
かたかごグループの礎は、「この世に生を受けたら、社会のため世のために少しでも役立つ人になりたいわね」という心で、25年間に渡り、月2回手作りの弁当を一人暮らしのお年寄りに宅配している。
高齢者の方と地域の絆を広めるたゆまぬ継続活動は、忘れかけた地域の連携を思い起こさせる。メンバーは約50人、そのうち調理に携わるのは40人、2グループに分かれて交代で弁当を作る。
【団体の部・優秀賞】 千保川を語る会 会長 太田久夫(おおた ひさお)
県内の河川は護岸工事か進められ整備された反面、人と川との距離が遠のいています。
語る会は、その距離を元の状態に近づけようと地道な活動を続けている。 高岡市の千保川について学ぼうと結成された「千保川を語る会」、千保川通信の発行・講座開設・ウォーキング・写真展など様々な活動を通して、“千保川通信の発行”“歴史めぐりウォーキング”“連続講座”“今昔写真展”などを実施千保川について情報発信を行っている。
【団体の部・優秀賞】 草刈り十字軍  代表 足立原 貫(あだちはら とおる)
山林への除草剤空中散布の反対運動をきっかけに始まった、毎年夏にボランティアで山林の下草を刈る、この運動。37年間にわたる活動に参加したのは、およそ4,000人、1,800ヘクタールの下草を刈った。環境への配慮、いまでは当たり前のことを、40年ほど前から実践。
いまのその活動は続いている。実践と伴った環境保全活動は、日常を離れて草を延々と刈り続ける作業は修行僧にも通じる難行。 富山だけでなく、日本そして世界へ、環境保全の大切さを実践しながら訴え続けている。
【震災関連特別優秀賞】 東北AID 代表 川渕 映子(かわぶち えいこ)
東日本大震災後、これまでの海外支援のノウハウを生かしいち早く行動を起し、県内でチャリティコンサートなどを開催して独自に資金調達を行い、宮城県石巻市・南三陸町に今年3月までに18回の支援バスを出し支援物資を毎月被災地に届けている。
今後2年間は被災地訪問を続ける事を表明し、息の長い支援活動は、復興に向けた街づくりのためのカフェの開店、花壇づくりなどの構想を発表している。

第12回(2011年)

【個人の部・優秀賞 】 山下泰文さん (アマチュア漫画家)
約20年前から趣味として漫画を描き始め、知人から勧められた家持の漫画本が無い事に注目し、万葉集研究の第一人者である奈良県万葉文化館の中西進館長の指導を受け、できるだけ史実に沿った漫画を描きたいと、家持の人生や当時の人の暮らしを独自調査して構想から15年をかけて漫画「大伴家持の生涯」A5版上下巻セットを完成させた。
【個人の部・優秀賞】 北山朝茂さん (私設生活塾の開設)
長年の教員生活で感じていた、不登校児童生徒の支援体制の充実を生涯テーマとして退職後、子供たちに安心とゆとり充実の放課後を与える事を目的とした、学習塾と 学童保育を兼ね備えた生活塾を私設で開設。 1Fヒノキの森2Fは杉の森で家の中で森林浴ができて心にも体にも優しい環境建物は国産の木材だけを使用し、心とからだに優しい温かい雰囲気で、何と体育館も完備した本格的な生活塾「きたやまきららの森」を作り上げ提供を始めた。
【団体の部・優秀賞】 出前健康講座「コントDE健康」チーム 代表:山口裕幸さん(南砺市医療局医療指導官)
平成8年から南砺市の病院職員らがボランティアで取り組む出前健康講座。
演ずるのは南砺市全域の医師・看護士・薬剤師・療法士・検査技師・栄養管理士・介護福祉士・事務職など医療現場の最前線で働く方々のボランティアの輪が広がり、地域の公民館などに出向いて,コントを使って健康講座を行い.わかりやすく,笑いながら,楽しく, 「コントDE健康」が15年間160回を数え親しみやすいコントで病気予防の知識を 伝える活動を行なっています。
【団体の部・優秀賞】 県がうん天蚕(てんさん)の会 代表:友咲貴代美さん(ともさききよみ)
八尾町において養蚕業が始まったのは17世紀末、日本の生産量の約1/4をも生産して八尾町は養蚕業によって栄えた歴史がある。八尾に生まれ育ち、八尾で養蚕の研究に 携わっていた井野下さんは、退職後、ひとりで「天蚕」(てんさん)という、緑の美しい 絹糸を作りだす蚕を育てることをライフワークとして、毎年、天蚕飼育から糸を作りだすということを続け美しい絹糸を作りつづけて平成20年の暮れに他界した。
八尾の地において20年間一人で守ってきた技術の伝承を継承し、森のダイヤと呼ばれる八尾の天蚕糸の生産復活を目指す活動。
【団体の部・優秀賞】 砺波五谷地区自冶会  自治会長 山本和雄さん
砺波市南東部の中山間地に18戸47人が暮らす五谷地区は、家々が密集しているため、火が出ると延焼の恐れが高い。無火災は江戸時代の安政期(1854~59)から続くとされ、防火に関する決り事もこの頃に定められたものと伝えられる。
住民の手で無火災150年を続ける砺波五谷地区では、防火の為、輪番制で「大番」と 「小番」を務める。3戸が1年間の任期で「大番」となり、毎月1回家人が寝静まった 夜遅くに抜き打ちで各戸を訪問し火元点検確認を行うなどの徹底ぶり。
「小番」は全戸が朝昼夜の3回、拍子木の打ち鳴らして火の用心を呼びかける、巡回 が終われば決り事が書かれた木製の板「火の番帖」を次の家に回すなど徹底して制度を 守り続けている。
富山県は20年連続出火率が全国最小であり、古くからの決まり事を住民全体で自衛 意識を受け継いで150年も無火災実績を続けている。大震災後の教訓として日頃の 備えを伝承実践する地域の地道な活動として模範的な事例。

第11回(2010年)

【個人の部・最優秀賞】 田中 実さん (ダイチ(株)代表取締役会長)
バンクーバー冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きダイチスケート部に所属する 田畑・穂積2選手が銀メダルを獲得。
公共事業の大幅減少と会社を取り巻く環境が厳しい中、地元還元で立ち上げたスケート部を 役員報酬を削ってもスポーツを通して元気な地域づくりを行なうことを目指して、スケート部を存続させ、地道な研鑽が実って2選手の銀メダル獲得に繋がった。
【個人の部・優秀賞】 高橋りくさん
視覚障害者などに、これまで定義がなかった触って鑑賞できる「スナエ」を考案した。この技法で描かれた絵の表面は、砂の粒子なので目の見えない人にもわかる絵となっている。 目の見える人もその砂の質感から生まれる魅力にひきこまれ、点字のように視覚障害者だけのものではなく、全人類に美術的価値がある。美術館で目の見える子供と見えない子供が、一緒に絵を楽しめる風景が実現するようになった。
【個人の部・優秀賞】 川原隆邦(かわはらたかくに)さん
朝日町蛭谷に伝わる蛭谷和紙の伝統の技が認められて、日本民藝館賞に次ぐ日本民藝協会賞に輝いた。
「蛭谷和紙」は、富山県内の「八尾和紙」、「五箇山和紙」とともに『越中和紙』と総称され、国の伝統工芸品に認定されている。400年近い伝統があると言われ、かつては100軒余りの工房があった。しかし、紙の需要の変化に伴い、紙を漉く職人が減少、現在はたった一軒(一人)となっている。 天然の材料で丁寧に漉き上げた蛭谷和紙は、1,000年以上保存できると言われるほどの優れた耐久性と、強靭かつ柔らかな特性が際立つ。そして蛭谷和紙の最大の特徴は、何といっても完成までの道程にある。材料となるトロロアオイを育てることから紙漉きまで、すべての工程を昔ながらの手作業で行う和紙の産地は、今やほとんどない貴重な技術を伝承している。 後継者不足で途絶えそうになっていた蛭谷和紙。最後の紙すき職人といわれた故米丘寅吉さんに弟子入りして僅か4~5年で技術を取得し、国内外から注目を集める技術力となった。
【団体の部・優秀賞】 「北陸ハワイアン同好会」 会長 トミー藤原さん(中臣俊夫)
ハワイアン仲間の元気づくり・ふれ合いでハワイアンによる地域活性化推進 富山県では200名の愛好者が参集する「とやまハワイアンのつどい」を平成18年から 県下の5つのハワイアン・バンドを結集年2回開催、今年12月が10回目の開催となる。 又、ハワイアンの愛好者を増やし北陸3県の同好会も開催。 音楽と踊りをミックスして、中高年の喜びを共有し地域活性化を推進している。
【団体の部・優秀賞】 「坂のまちアートinやつお実行委員会」 委員長 吉田泰樹さん
「おわら風の盆」で名高い富山県八尾町で、14年間にわたって継続開催している アートイベント。県内の街なかアートの模範となっている催事。 おわら、曳山、和紙・・・先人の築いた文化を営々と受け継いできた「坂のまち」八尾。 職人たちの伝統が息づく町には、歴史の流れを偲ばせる古い町並みが残っています。 この町は、人々の暮らしと地域の芸術文化が共鳴する新しい息吹を感じさせてくれる町で もあります。そんな香り高い文化が営々と息づく町であってほしいと願ってはじめた「坂のまちアートinやつお」は町屋や通りを展覧会場とした美術展となっている。 アートは美術館だけではなく、アートは人と町との空間を繋ぐことで本来のアートを獲得すると考えます。 地図を片手に風情ある町並みも楽しみながら、そぞろ歩いてアート作品展示を楽しむ独特のスタイルで、作家・鑑賞者・地域住民にとって、刺激的な出会いと交流の場になっています。
【団体の部・優秀賞】 「長者丸・次郎吉研究会」 代表幹事会 稲垣俊吉さん
富山市東岩瀬出身の米田屋次郎吉が、北前船「長者丸」に乗って仙台沖で遭難し米船に救助されハワイに上陸してから昨年で170年。かのジョン万次郎より2年早くアメリカをみた日本人として170年前の長者丸・次郎吉の形跡と功績を研究して地元に語り継ぐ活動 1838年、越中富山の北前船「長者丸」が仙台沖で遭難し、5ヶ月間の漂流の後アメリカの捕鯨船に救助され、生き残った7名が翌1839年ハワイに上陸した。世に知られたジョン万次郎より2年前のことだという。一行はハワイで大歓迎を受けて新聞のトップニュースにもなり、中でも青年次郎吉は率先して英語を学び現地の人と積極的に交流し、後に日本人初の親善大使とまで呼ばれるような足跡を残した。当時のアメリカ人は、彼等から鎖国中の日本についての多くの情報を得たという。
しかし望郷の念去りがたく11ヶ月の滞在後ハワイを離れるが、鎖国中の日本へ帰る方法がなく、ロシア、アラスカを経て、漂流から4年半後やっと日本の地を踏むことができた。しかし一行は直ちに江戸幕府に捕らえられ取調べを受けることになるが、幕府の役人達は彼らからアメリカ、ロシアの経済、技術、文化について学び、やがてそれが1854年のペリーによる日本開国への布石となったと考えられているという。
その取調べ(実際は幕府役人の勉強会)記録が残っており、また次郎吉が編纂した米語、ロシア語、ハワイ語の次郎吉辞典などが残っている。しかしながら、このように不思議なめぐり合わせで「開国」という日本の歴史の一大出来事に偉大な功績を残した次郎吉達だが、彼等の最後が何処でどうなったのかは全くわかっていないのだという。
ジョン万次郎のように有名になる者もおれば、あたかも歴史のボタンのかけ違いのように人々の前から忘れ去られていった次郎吉が、日米両国に貴重な情報をもたらし世界史的に 顕彰されるべき人物として啓蒙活動を行なっている。

第10回(2009年)

【個人の部 特別奨励賞】 市井 昌秀さん 「富山が生んだ国際的映画監督!もう一つのオスカー」
関西学院大学在学中より芸人を目指し、漫才グループ「髭男爵」を結成。その後「劇団東京乾電池」の研究生を経て、映画学校「ENBUゼミナール」に入学し映画製作を学ぶ。高岡・射水両市などで撮影し、2008年に発表した「無防備」は「第13回釜山国際映画祭」で最高賞の「ニュー・カレンツ・アワード」を受賞。自主制作映画の受賞は異例の快挙。一流映画監督の登竜門、「ぴあフィルムフェスティバル2008」でグランプリを獲得。技術賞&Gyao賞(新感覚の作品を顕彰する賞)も同時受賞した。アカデミー賞のオスカー、滝田監督に続く世界的な賞を獲得した期待の国際的映画監督。
【個人の部・優秀賞】 野崎 弘通さん 「コンピューター音楽で世界に発信!」
5歳よりヴァイオリンを習い、楽器や機械に興味をもちピアノ調律師となる。その後コンピューター音楽に衝撃を受け、独学でマスター。10年前に伊藤敏博さんの作品アレンジをきっかけとして作・編曲家の世界に足を踏み入れる。よさこい曲やNHKの番組オープニングソングなど数多くの作品を世に出している。インターネットの「世界で一番聴きたいミュージック」コンテストで、全国から400曲近いエントリーがあることからしても、実力の程が窺がえる。コンサートに、レコーディングに、マルチな才能を開花させている。
【個人の部・優秀賞】 山崎 久夫さん 「富山の大自然を素材に絶景を演出・制作した」
朝日町の桜の名所として知られる同町舟川新の舟川べりでは、近くの農業、山崎久夫さんが育てたチューリップと菜の花が、3、2ヘクタールの畑で満開となり、土手上の桜並木や朝日岳を背にした絶景が、訪れる人たちを楽しませる。富山県の大自然を生かした景観創りに県外からのバスも訪れるようになり、自然の造形美を生かした春の四重奏の一大観光スポットを創造した。
【団体の部・優秀賞】 バンブー・セーブ・ジ・アース(竹は地球を救う) Bamboo saves the earth 代表 渋谷 秀樹さん
「手入れされないまま荒れている県内の竹林を市民の手で再生する活動」

内の約80%の山が民有地と言われているが、高齢化や人手不足によりその一部が猛烈な孟宗竹の成長によって森が荒廃しつつある。市や県のボランティアグループはあるが、伐採は公の地や市有地のみ。Bamboo saves the earthは有志で07年6月に結成された市民グループで、民有地の伐採を基本活動として、その竹を高度有効利用することで地域活性化に寄与することを目的としている。自然体験や環境に関心のある市民を繋ぐ活動を通して、山の保全と地域コミュニティの創生を実現。地域再生及び「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を通じたECO意識の向上を図っている。
【団体の部・優秀賞】 「富山県ハーモニカ指導協会」 理事長 福井 豊さん
「ゆっくりゆったり感情ゆたかな生き方を、笑いのあるスローライフの実践」

福井理事長は全日本ハーモニカ連盟の理事としても活躍。県内10ヶ所、12グループを指導。受講生は小学生から80歳代までと幅広い。施設や病院慰問演奏は既に60回以上を数え、人々に明るさと心の安らぎを与え、生きる喜びを与えている。
自分達が住む街が明るく、そして仲良く生きていけるよう活動中。
【団体の部・優秀賞】 「あらせ野どでカボチャ友の会」 会長 長谷 一司さん
「軽い気持ちから始まった大きなカボチャ作りから、大地の力・自然の恵みの偉大さを、そして遊び心に火が付き、楽しみ、コミュニケーションの輪が広がっている。」

平成13年、入善町浦山新地区の住民が「安上がりで健康的な遊び」としてジャンボカボチャの種を持ち込み、仲間同士で育てたのが始まり。平成14年、「あらせ野どでカボチャ友の会」設立。平成16年、「富山一どでカボチャ大会」スタート。平成20年9.06、「第五回富山一どでカボチャ大会」で長谷さんが355.2Kgのカボチャを出品し、4年連続で優勝。同年9.28、小豆島で開催された「第22回日本一どでカボチャ大会」で、長谷会長が友の会念願の日本一を果たす。
10.18にアメリカ・カリフォルニアで開催された「どでカボチャ世界大会」では、日本代表として参加した、長谷会長の530.9kgのカボチャが見事三位入賞を果たした。世界大会では過去二回「日本一大会」を制した日本人が優勝している。

第9回(2008年)

【個人の部・優秀賞】 小橋 啓一
定年後に独自の画風を習得して、時代とともに移り行く街の姿を、あたかも写真を撮るかのように精力的に描いて、作品を発表する事で、写真では表せない訴求力で住環境保全の大切さをアピールしている。
小橋さんの画は、実際はごつごつとして冷たい感じのする無機物の建物も、何か温かみがあり存在感のある有機物というか、生き物のように感じさせる不思議な魅力が感じられる。
【個人の部・優秀賞】 山口 敏雄(株)山口久乗社長(仏具、美術銅器製造販売)
同社の創業100周年(創業明治40年)記念して、仏具のお鈴で声明の基音とする為の、十二律<十二音階>の音をつくり、新しい楽器「久乗編鐘」(きゅうじょうへんしょう)誕生させた。世界に誇る高岡銅器の鋳造技術で、仏具のおリンに音階をつけて中国古代楽器「編鐘」を現代風に復元した久乗編鐘です。澄んだ音で、おリン独特の長く揺らぐ音色がたまらなく不思議な楽器です。昨年、京都の嵯峨野にある瀬戸内寂聴さんの寂庵で奉納演奏会を開き全国から聴衆者が集まり、お鈴の音色の素晴らしさを伝えるなど、県内外で癒しの演奏会を開き、地域産品で現代人が今最も求める癒し効果をアピールしている。
【団体の部・優秀賞】 魚津のサークル「うぐいすの会」 (会長:菅沼瑞枝)
身近な情報が分かる広報などを読んでダビングし、視覚障害者に伝えることを目的に昭和56年(1981年)結成。視覚障害者向けに広報や市議会だよりを音訳録音しカセットを25年間送り続けている。ボランティア活動として地道な作業が25年間も継続され障害者と地域を結ぶ絆となっている。
【団体の部・優秀賞】 ボランティアグループ「おもちゃ病院 ぺんぎん」 (代表:片原一治)
2002年10月、仲間5~6人とボランティアグループ「おもちゃ病院 ぺんぎん」を発足させ、高岡市ふれあい福祉センターを拠点に市の児童センターや大島絵本館などへの往診などを精力的に行い、お気に入りのおもちゃの再生に励んでいる。
こわれたおもちゃはありませんか?おもちゃ病院ぺんぎんは、「壊れたおもちゃに命を吹き込むおもちゃ専門ドクター」としてこわれたおもちゃを診断したり修理するボランティアグループとして、子供達に物の大切さを教え、再生復活の夢を叶えている。おもちゃが治って、それを見た子どもたちが笑顔になって、さらにそれを見たお父さんやお母さんがほっとした、その瞬間が一番嬉しいと地道な社会貢献をしている。
【団体の部・優秀賞】 呉羽丘陵 “森の楽校” (代表:神名秀雄)
古くから日本百名山にも紹介されるほど、自然と文化に恵まれた呉羽丘陵を復元し、新幹線の車窓からは、赤茶けた放棄地でなく、農作物と多様な雑木林を目で楽しめる結果を出すために中・長期で献身的に活動している団体である。繁茂する竹林伐採と雑木林の復元活動・後継者がなく放置された梨畑跡地の有効活用による景観保全を行う一方そば栽培を通じてそば打ちの指導者育成段階に入り、参加市民の拡大と自立団体への成長段階に入った。

第8回(2007年)
【個人の部・優秀賞】 赤穂英吏子(NPO法人エッセンスクラブ理事長)
本来隠したい病名にも関わらず、自らも病名を告白し、体験を踏まえて女性一人でNPO法人エッセンスクラブを立ち上げた。人と人が繋がり、温かい夢ある住みよい郷土となるよう、今社会が求めている、うつ病に悩む患者同士の連携を深め、たがいを支えあう場を提供しサポートする支援活動(自助活動・うつ病啓発)を行なっている。
【個人の部・優秀賞】 米田芳彦(岩瀬・国指定重要文化財北前船廻船問屋「森家」の館長)
富山港沿いの岩瀬大町通りはかつての「海商の町」の風情を残す。この浜街道は、江戸期には加賀藩の参勤交代が通る北陸道だった。森家のほか馬場家など北前船旧5大家が面する。昨年4月に富山ライトレールの開業と相まって伝統的家屋の修復が進み、街並み再生で観光客も飛躍的に増加した。米田館長は、綾小路きみまろさんみたいな印象で連日訪れる来館客相手に、とかく敬遠しがちな故事来歴を身振り手振りでおもしろく説明する。その姿は公的施設では珍しい温かいおもてなしの風情を醸し出している。
「明治期の経営者のすばらしさ、ただ金儲けりゃいい、ってんじゃぁなかったんですね。馬場ハルさん(故人)は、現在の富山大学建設資金、寄付された。米田元太郎さん(故人)って当時の地主さん、8キロくらいずーっと続く土地持ちっだったそうですが、富山港線(今のライトレールの前身)のために土地をご提供。」と軽妙な語り口で地域の語り部を演じて県内外の来館者に親しまれている。回船問屋・森家には、ライトレール開業後から昨年の3倍以上の来館者が押し寄せるようになった、連日声を枯らしながら「多くの人に岩瀬の文化を知ってもらえてうれしい」と明るく応対している。
【個人の部・優秀賞】 竹田時康(善意の中古楽器をアフリカの教育施設に届ける慈善事業家・楽器店経営)
大正12年に県内の楽器店の草分けとして福野町に創業した竹田楽器店の三代目。父は県内の調律師第一号で、自身も調律師としての最高峰「ヤマハコンサートチューナー」第一期生。兄弟・息子家族などあわせて11人の調律師家族を構成。今回の慈善運動もこうした活動を通じて出合った人々のネットワークから取り組んだ。アフリカのマダガスカルの教育施設へオルガンやピアノを贈ろうと呼び掛け、不要になった楽器(電気を使わない足踏み式のオルガンやピアノなど)を譲りたいという申し入れに応えて、楽器の回収と修理作業に追われている。20年前から始まった小松市の聖テレジア幼稚園の慈善事業に協力した取り組みで、集まった楽器は5月下旬から6月にかけて船便で現地へ運ばれる。「無駄に眠らせておくより、アフリカの子どもたちに喜んで使ってほしい」自前の技術を生かし国際貢献の慈善事業に取り組んでいる。
【団体の部・優秀賞】 食育研究会 いただきます!(代表:澤井保子)
2006年7月、食育に関心ある3人の女性で「食育研究会 いただきます!」を結成。地場産野菜を使った親子料理教室、音川カブの収穫と漬物づくり体験、中国薬膳料理教室を開催。今年度は、「食育チンドンソング」「食育紙芝居」をオリジナルで作り、こどもたちへの食育普及を図る。ほかにも料理教室や「子育てママの茶話会」も実施。家庭の食卓を中心とした、親子、家族、そして地域の人々の「心と体の健康づくり」を応援。また、活動が広がるように多くの人々とのネットワークづくりを進めている。行政主導の食育活動ではなく、子育て経験や職業経験を生かして、実際的で楽しい食育活動を行い、特に子育てに携わるお母さんたちに、食育を勧めることを、この活動の原点としている。「食育チンドンソングづくり」など、多チヤンネルで食育の普及を勧めています。地産地消や産地の人たちとの交流などで、富山の食文化を広めることなどにも努め、次世代の郷土を担う子ども達へ、豊かな食生活で「健全な心と体の健康づくり」を促進する為に精力的に事業活動中。
【団体の部・優秀賞】 NPO法人にぎやか(理事長:阪井由佳子)
大規模な老人病院で理学療法士として勤務していたが「自分が老いたら、プログラムに沿って動く、ベルトコンベア・ケアのような施設に入りたいか?」との自問自答の末に退職して1997年自宅で富山型デイサービスを始める。2007年4月かっぱ伝説が残る富山市針原中町の旧家の所有者から提供を受けて、デイサービス利用者の「ついのすみか」となるアパートと認知症の人を対象としたデイサービス「かっぱ庵」を開設。
社会から落ちこぼれた人々を受け入れて、最期まで面倒をみる姿勢を基本に、その人の身になって考えるケアの実践を行なっている。

第7回(2006年)
【個人の部・最優秀賞】 川又 直・佳子ご夫妻(共同生活寮「ピースフルハウスはぐれ雲」主宰)
26年前不登校児を預かる静岡県内の牧場を手伝い、自ら苦学した学業体験を基に子供たちの自立支援を助けることを決意。その後、農業を営む富山の知人を頼り富山へ転居し、ニート、不登校児、引きこもりなどのための自立支援施設「はぐれ雲」を設立。地域との連携をとり農業をしながら不登校児や非行の若者たちと一緒に暮らし始めて19年。これまで送り出した若者は約280名に上る。先ごろ、ニート対策は就労支援と厚生労働省から若者自立塾の認定(全国20ヶ所)を受けた。又、NPO法人を設立して食事処「くるが」を運営して地元食材を使った多彩な料理を提供し就労場所も提供している。
【個人の部・優秀賞】 原田公久(富山県障害者卓球教室「富山きらりんくらぶ」主宰)
自らも障害者として「富山きらりんピック」出場を機に障害者も目標をもち、何事にもチャレンジすることで自己実現が可能になることを信じて、障害者卓球普及活動推進を決意。健常者と肩を並べて社会貢献するモチベーションアップを計るため、健常者&障害者が合同で競技を行う本年で11回目の富山県障害者卓球大会を開催中。今後の活動方針として、車椅子卓球の普及促進に挑んでいる。
【団体の部・優秀賞】 サンバ音楽隊PORTO AZUL(ポルトアズール)
郷サンバで明るく街に活気を!と2003年10月に現リーダーの川原田(かわらだ)喜一さんが新川地区のサンバ好きのメンバー約10名でスタート。魚津を拠点にしているサンバ音楽隊のチームです。20歳~45歳までの男女。大学生やサラリーマン、自営業それに主婦などのサンバ好きです。ポルトガル語でPORTOは港、AZULは青色の青。”ブラジル生まれの音楽”サンバを通して、音楽を楽しみながら地元を盛り上げようと活動しています。県内の各種イベント等(特に環境問題、ボランティア等のイベントには積極的に参加)に出演したりしています。去年からサッカーJFLのYKKAPサッカー部の試合にサポーターとしてホームの富山県内の試合ではサンバ隊で応援しています。
ポルトアズールのサンバは?
私たちポルトアズールが演奏するサンバは数あるサンバの種類のひとつ、バツカーダです。これはカーニバルのサンバ(サンバ・ヂ・エンヘード)のもとになる、打楽器隊だけで演奏する迫力あるサンバです。これからも、街と人を元気づける活動を続けていきます。
【団体の部・優秀賞】 なんとーe・ユビキタスネットワーク協議会(会長:野村 守)
旧福光町の情報サイト「e-fuku3・com」が、市町村合併を機に発展させて、これまで福光シニアネット隊などが行ってきた活動を広域に広げて「南砺ものしり辞典」など市民が中心となって情報発信をする南砺市の総合情報サイト「なんと-e・com」が運用を開始。情報交流を通じて市民の一体感をはぐくむ場としての活用や、観光や商工業に関する情報も発信して交流人口の拡大や地域活性化につなげる役割に次世代型広報として注目が集まっている。
【団体の部・優秀賞】 NPO森林総合支援センター自然ふれあい工房(理事長 鶴巻登志広)
森を学ぶ・森を守る・森で遊ぶを基本理念に、地球環境の保全に密接なつながりのある森林について学び・森林を守る活動を行い・森林の楽しみ方も伝えて、子どもはもちろん多くの方にその大切さを啓蒙できるような多彩な企画を実施して、森林環境教育を実践しています。自然の案内人(インタープリター)養成を目的として、飛騨の高原や富山、石川の森林を研修の場として、温暖化など地球環境保全機能について知識を習得してもらい、それらについて植物や動物、菌類の役割を理解し、森林の持つ多様な機能について環境教育や保全に寄与できる人材を養成する講座を開設している。

第6回(2005年)
【個人の部・優秀賞】 中田信子(ガールスカウト富山県第33団長)
ガールスカウト活動の一環として平成13年3月富山から出発した「ヒマラヤ山村教育支援ツアー」に参加、「地球市民」をテーマに5年間トレパンを回収し、海外(ネパール・アフリカ)に向けて自ら支援物資を持って中央ネパールの山村を訪ねて、支援物資を確実な方法で配布している。
その後もガールスカウトの事業と併せて、次代を担う若い世代に日本以外の貧しい国々を知らせる機会を持つ事と、物品回収品を現地で再び役立つ為のパイプ役として支援活動を続けている。
【個人の部・優秀賞】 上野慶夫(「洋遊会」会長)
福岡町を拠点に活動する雅遊団体「洋遊会」の会長を務め、この度雅楽で初の全国組織となる「雅楽協議会」(東京)の結成に発起人として係わる。「雅楽は世界に誇る日本の伝統芸能。変化の激しい現代社会の中で確実に継承し発展させるには、個人や団体の枠を超えた協力が不可欠と強調する。雅楽を身近な存在とする為の活動を進展中。
【個人の部・優秀賞】 大瀬雅和(越中五箇山編竹踊り伝承者)
南京玉すだれの原型といわれる編竹踊りの元祖伝承者として後世に習せ伝えている。
今年7月に全国の南京玉すだれの愛好者が、南京玉すだれのふるさとの南砺市上梨に集合して、「第一回日本南京玉すだれ選手権大会」を開催する。
地域に伝承されている数多くの民謡等が、貴重な文化資源として残されており、後世へ受け継ぐための活動や普及に努め、合わせて地域の観光産業の活性化を図っている。
【団体の部・最優秀賞】 富山三つ星山の会(代表:袋谷循)
郷土の優れた自然資源を活用して親しみ、魅力を再発見するよう「山はだれにも開かれる」の理念の下、障害(特に視覚)を有する方々にも山と自然を楽しんでもらうよう在宅障害者アウトドア支援活動を行っている会。登山からウオーキングまで幅広い活動を介助運営している。富山型デイサービスに倣い障害種別に因らず、障害が特段の意識なく享受される社会を目指す為、ボランティアやパートナーも育成指導している。
【団体の部・優秀賞】 「SUGOROKU」実行委員会(代表:中田光彦)
富山の人達とガラスを通じて、より交流したいという想いと、同時期開催される富山ガラス造形研究所の卒業作品展をバックアップするために、15名のガラス作家(県外者を含む)が集まり、昨年より富山市の中心部のお店15箇所を借りて、同時展覧会を行っている。
このイベントを続けることによって、ガラスが富山の文化として根付き、この土地により多くの作家が留まれば、無数の刺激が発生することとなると継続的事業に向け活動中。

第5回(2004年)
【個人の部・最優秀賞】 早川隆志氏「こどもイタズラ村」主幹
NPO「イタズラ村・子ども遊ばせ隊」を組織化して、農的体験と遊びの融合を目指す21世紀富山型教育をテーマに活動へ。話題の地元映画「逢いたい」の原作モデル。
【個人の部・優秀賞】 広田秀俊氏
魚津から共同作業所ラッコハウスに通所して10年、求めて自力で1時間30分かけて電動車イスで富山まで通勤し、その社会参加への積極性で、人々へ社会設備整備を訴えて実現への原動力となった。
【団体の部・優秀賞】 富山グラウジーズ
バスケットボールの全日本総合選手権は、所属リーグや団体に関係なくチームを集めて日本一を決める大会で、企業の援助を受けずに活動する県内地方チームとして、モチベーションの高さを発揮して2年連続の白星快挙を達成した社会人のバスケットボールチーム。富山県民がサポートしてくれるプロバスケットボールチーム結成を目指すと共に、ジュニア世代の育成にも重点をおき、此れまで延べ1万人の小・中・高・大生を指導育成している。
【団体の部・優秀賞】 「心のうた」童謡を歌う会・五番町童謡を歌う会他10校下
昔懐かしい歌を伸び伸び歌う「童謡を歌う会」が、平成12年に発足以来、根強い人気となり、村井良平(70歳)の指導で、富山市内中心に11グループが活動している。シニアパワーを発揮し、いつまでも若々しく生涯学習の糧となるように、又「美しい日本語」を伝える童謡を21世紀に歌い継いでいる。

第4回(2003年)
【個人の部・最優秀賞】 村上 満氏・婦負郡在住:おわらの里ふれあいホーム指導員
福祉施設での「風のたより事業」の仕掛け人。便りにもなる紙風船を作って「風の盆」に訪れた観光客に配布し、感じたことなどメッセージをつけて返送してもらい、それをまちづくりに役立ている。(昨年は1011通の返信があった)福祉施設活動おける「地域づくり」「いきがい学習」の推進モデルの模範となる。
【個人の部・優秀賞】 橋本順子氏大沢野町在住:土遊野(どゆうの)農場経営
農業とは無縁だった橋本さんは「自然を汚染しない農業」をめざし、県外から19年前、過疎の地、大沢野町の山間部に移り住んだ。自然豊な農場で平飼い養鶏・有機稲作中心の農生活を送る。希望者に安心な作物を提供している。農場では 心に傷を持つ若者たちを受け入れる「ファームステイ」や、陶芸・パン作りなどの体験教室を開いている。また、心のゆとりや健康を取り戻し、環境保護等を学ぶ場として仲間を増やしている。
【団体の部・最優秀賞】 「やまと鉄道クラブ」小矢部市 メンバー7人
鉄道マニア(ミニSL造り)7人が、運送・倉庫業を営むクラブ代表の村西さんの敷地に1周600メートル(5インチ)のレールを敷設し、所有するC52、C62、デイーゼル機関車等を持ちよって「やまと鉄道クラブ」を結成し 定例第2日曜日にこども達に無料で開放。本物の石炭を焚いて走るとあって県内・県外から大勢の親子づれや鉄道ファンが訪れ人気を呼んでいる。昨年8月「ライブスチームin小矢部」を開催し、全国からミニSL40台が結集5,000人を動員した。日本を代表するミニSLのメッカにしようとはりきっている。運転以外の仕事(乗車整理、安全警備、飲食の提供など)を、小矢部市内の若手経営者がボランティアでサポートしている。
【団体の部・優秀賞】 「城端町商工会 女性部」 城端町 メンバー79人
「笑顔で明るく元気に」を合い言葉に地域づくりに参画。
(1) 地域を見直す勉強会を定期的に開催。
(2) 町の行事に積極参加。
「むぎや祭り」では、“着物で接客を”と着付け教室の開催や青竹の花器づくり。「つごもり大市」では、ぜんざい・こぶ茶のサービスと織り姫体験のお世話。「善徳寺の虫干し法会」には、清掃奉仕のボランティア。「じょうはな織館」の設立にあたり織の体験型イベントの導入等。「ちいさな、出来ることから始めよう」と実践活動を行っている。

第3回(2002年)
【個人の部・最優秀賞】 宇津孝志氏・彫刻家(当時50歳)
1996年から「坂のまちアートinやつお」を企画し、実行委員長として運営に携わり今年で第7回を数える。年々反響をよび昨年は婦中・井波・福野にも輪が広がった。芸術と文化を身近に感じてもらう活動を通じて、地域を美しく賑わいのある街への貢献が認められた。
【個人の部・優秀賞】 窪木靖信氏・会社経営(当時36歳)
貧困のため教育を受けることの出来ないインドネシアの子供達のためにノートなど文具の配布等、経済支援を個人的に行い、教育の機会提供に努力している。教育を通じて子供達が新しい世代を作り、その新しい世代が貧困のないインドネシア社会を作るという高い理想のもとアクティブな活動が評価された。
【団体の部・最優秀賞】 越中夢創隊~とやまドリームメーカーズ/富山市メンバー95人
富山をヨサコイで元気にしようと年齢・職業に関係なく、参加者主体の集団創作演舞団。県内各イベントに参加し地域の人と感動と熱気を共有している。
【団体の部・優秀賞】 地域活性化装置わをん本舗/高岡市メンバー23名
高岡を中心とした各種イベントに積極的参画する。各団体との連携を鮮明にしながら行政などに提言している。「わをん」とは型にはまらない自由人の集まりの意味。

第2回(2001年)
【個人の部・最優秀賞】 天野一男氏・建築士(当時47歳)
砺波市の一級建築士、散居村の伝統的家屋・文化の研究、時代にあった保存継承の仕方の提唱者。数十人の仲間とともに、砺波野の環境についてこだわりを大切に、かつ楽しく考えるグループを立ち上げ活発に活動している、高い行動力が評価された。
【個人の部・優秀賞】 上嶋信夫氏・養鯉業(当時45歳)
福岡町で養鯉業を営む。日本一の養鯉技術を世界に向けインターネットで発信。生きた鯉を世界20数カ国に輸出する実績をあげるなど、ネットビジネスの先駆者としての努力が評価された。又、海外の自冶体と地元との友好交流の仕掛け人となるなど、地域活性化への貢献も高く評価を受ける。
【団体の部・最優秀賞】 ラブバンド
知的障害者を持つ父兄の働きかけで結成されたアマチュアバンド。常に夢と目標をもちレベルアップをはかるひた向きさが県民にも元気を与えている事が評価された。
【団体の部・優秀賞】 該当なし

第1回(2000年)
【個人の部・最優秀賞】 河合秀和氏・福野町スキヤキ・ネットワーク会長
福野町の若手リーダー的存在、商工会/農協など地元若者5団体団結の立役者で全国的に知られるワールドミュージックの祭典「スキヤキミーツザワールド」の基礎を築き更に発展させている。
【個人の部・優秀賞】 小林 馨氏・井口村看護士/井口椿塾長
地域の若手10名あまりの有志が結成した自主活性化グループ「井口椿塾」で副塾長を経て、現塾長として活躍。農園経営・看護士などのかたわら、仲間とともに精力的に村のイベントに協力。又、村外からの居住者とのコミュニケーションをはかり、よりよい地域作りを促進しようと懇談会を実施、成果をあげている。
【団体の部・最優秀賞】 富山県骨髄バンクをひろめる会(代表;品川保弘氏)
県民に骨髄移植の大切さを訴え、ドナー登録の説明会や募集をボランティアで行う。シンポジュームや啓蒙活動を通し登録者増に貢献。登録しやすい体制作りを推進。
【団体の部・優秀賞】 桜町石斧(せきふ)の会(代表;山本 護氏)
小矢部市の桜町遺跡のPR活動を楽しみながら展開。全国に情報を発信し、縄文ファンを広げている。

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