中田 彩 nakada aya
2022/09/22
ギョギョギョ!漁師ってスゴイ!
小さい頃から富山のきっときとな魚をたくさん食べて育ってきた私ですが、
その魚がどうやって捕られているのか、間近で見たことはこれまでありませんでした。
先日、取材で初めて定置網漁に同行させていただきました。
今回は、そこで感じた漁師さんの凄さについてです!
漁師さんの何がスゴイかというと、とにかく朝が早いこと!
出港は、なんと午前0時。(朝早いというより、夜遅いですよね!)
↑今回乗せていただいた船、瀬中網漁業の徳丸です。(新湊漁港)
漁港には、氷が沢山出てくる機械があり、まずは船に大量の氷を積みます。
そして、いざ真夜中の富山湾へ!
海の中は真っ暗でしたが、遠くで光っている新湊大橋がとてもきれいに見えました。
最初はまるで、ナイトクルーズのようでワクワクしていたのですが
真っ暗な海の中を約30分船に揺られていると、若干船酔いし始めました。
ここでも毎晩漁に出る漁師さんのスゴさを痛感。
30分船に揺られてようやく、定置網のポイントに到着。
そしてなんと、新湊の沖合に仕掛けた網を約1時間、10人ほどの漁師さんが横に並びほとんど手作業で引き続けます。
定置網の近くには、小さな魚を狙った鳥が!
そして1時間後…
水面に沢山の魚の姿が見えてきました!
その魚を手網で、すくい上げていきます。
まるで大きな金魚すくいをみているかのようでした。
定置網には、旬のアオリイカやカジキマグロなど、
大小さまざまな魚がかかっていました。
そして、最も多かったのは、サバです!
水面ではねていて、ピチピチと物凄い音がしました。
そして漁港に戻ると、競りまで2時間以上漁師さんが手作業で魚を分別します。
朝6時半から始まった競りには沢山の魚が並んでいました。
競りが終わったのは朝8時頃。
仲買人が競り落とした魚が、スーパーや魚屋さんに並びます。
私たちが日々何気なく食べている新鮮な魚ですが、
その裏には漁師さんたちの凄まじい奮闘があります。
そのありがたみを感じながら、富山湾の海の幸をいただきたいと思います。