「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」「深海基礎講座②」「深海基礎講座③」を開催しました
2025年5月18日 【富山テレビ放送にて】
一般社団法人とやまミライラボは、「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」の「深海基礎講座②」と「深海基礎講座③」を実施。富山湾の地形について地図を使って学んだり、市場に行ってとれたての魚や競りの様子を間近で見学したりしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
内容 | 深海基礎講座②③ |
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日時 | 2025年5月18日(日)、5月24日(土) |
場所 | 富山テレビ放送(富山市新根塚町1-8-14)、魚津港 |
参加人数 | 応募者の中から選考された小学5年~中学2年10名 |
富山湾の特徴は?地形について学びました
富山湾の地形について教えてくれたのは、海上保安庁・沿岸調査課の南宏樹さん。まずは地形図を使って水深ごとに色塗りを行い、富山湾が急激に深くなっている様子を観察。「日本三大深湾」のひとつといわれる理由を実感しました。
さらに、海の中にある谷「海底谷」に線を引いてみると、川につながっていることにも気づき、海と陸が密接に関わっていることを学びました。また、能登半島地震のときには陸地だけではく、海底でも地滑りが発生し、生き物にも影響を与えていたという話も伺いました。


全国の湾を立体的に観察!
特殊なメガネをかけると立体的に見える地形図を使い全国の湾を観察。富山湾では、北アルプスなどの高い山から川の水が一気に流れ込みむことで深い湾が作られていることを確認すると、同じく“日本三大深湾”の相模湾や駿河湾も、南アルプスから流れ込む川の水で海底が深くなっていることに気づきました。富山湾とも共通点が多い駿河湾。8月に予定している遠征も楽しみになったようです。


魚津港では富山湾で獲れる魚を見学
地形について学習したあとは、早朝の魚津港へ。
富山湾で水揚げされたばかりの魚や、競りの様子を見学しました。市場にはベニズワイガニやバイ、ホタルイカなど、富山湾を代表する海の生き物がずらりと並び、キッズたちは大興奮。魚津漁業協同組合代表理事・組合長の浜住博之さんから、漁獲方法や深海生物の特徴などについての解説もあり、キッズたちは熱心にメモをとりながら、次々と質問をしていました。


参加したキッズたちは
講義を終えて、キッズたちからは「富山湾の海底の特徴がよくわかった」「深海生物の特徴を詳しく知ることができ、より好きになった」などの声が聞かれました。
次回は、魚津水族館で解剖などを行うプログラム。どんな発見があるのか楽しみです!
こちらから、イベントレポート動画もご覧ください♪
団体概要
団体名称 | 一般社団法人とやまミライラボ |
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URL | https://www.bbt.co.jp/toyama-mirailabo/zaimu/ |
事業活動の概要 | 富山県の豊かな海を未来に残すため、海と人をつなげる活動や子どもを中心とした海洋教育を推進。また、海洋ごみ削減のために富山市と連携した取組みなど。 |
主催:一般社団法人とやまミライラボ
共催:日本財団 海と日本プロジェクト
お問い合わせ
深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト事務局in富山湾
〒939-8550 富山市新根塚町1-8-14 富山テレビ放送 企画戦略室内(担当:谷川、蟹谷)
TEL:076-492-7146(9:30-17:30 ※土日祝除く)
Mail:shinkaikids@bbt.co.jp