番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和3年5月13日開催)

令和3年4月17日(金)10時25分~11時24分

「この夏、海に行く君へ」


日本人の暮らしを支える海を未来へ引き継ぐアクションの輪「海と日本プロジェクト」の一環として、日本財団からの委託を受け、制作したもの。2021年3月、BSイレブンで全国放送され、YouTubeでも公開されている。
番組のバックボーンとなっている「海と日本プロジェクト」の中でも、海を安全に楽しく過ごす人を増やしたい、そんな思いから始まり、今年で4年目を迎えた「海のそなえ推進プロジェクト」。「知識」「行動」「装備」の3つのそなえを子どもと子どもに関わるすべての人が共有することで海難事故ゼロを目指している。具体的には、命を守るライフジャケットの普及啓発や岸から沖に向かう危険な流れ「離岸流(りがんりゅう)」を検知して海水浴客やライフセーバーに知らせる最新技術、他にも、海の危険生物など様々なそなえの普及を図る全国の取り組みをドキュメンタリータッチで取材し、それらに携わる人たちの思いを通して「そなえの大切さ」を伝えた。


出席委員(敬称略)

委員長 :伊東潤一郎
副委員長:松田英昭
委員  :岡本有紀子・宮窪大作・河上めぐみ・加古佳子(リポート出席)・石﨑大善(リポート出席)・塩谷誓勝(リポート出席)・藤井努(リポート出席)


BBT出席者

中西代表取締役社長・前田代表取締役副社長・飯野常務取締役業務局長・奥田常務取締役報道制作局長・四津谷報道制作局次長・福島副部長・蟹谷番組審議会事務局長


感想

  • 本格的な夏のシーズン前に県民の方々への注意喚起となる非常に意味のある番組だった。
  • 小学生の子を持つ親としてもとても勉強になった。
  • 現実の事象やデータを用いて、わかりやすく解き明かし、視聴者が腑に落ちて行動できるような内容であったことに感心した。
  • 取材対象者の明るく前向きな姿勢、活動の様子や使命感に感銘をうけた。
  • ライフセーバーの方自身の「ライフセーバーが必要のない社会になることが理想」の言葉が心に響いた。
  • 富山湾が、世界的な活動をしている「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟していることもあり、今回の番組は、しっかり備えをして海を楽しむ人たちが増えるきっかけとなれば、と意義深く感じた。

意見

  • ライフジャケットは富山ではどこで買えるのか、富山の海で「離岸流」のような、もしくはもっと特殊な現象はあるのか、富山にしかいない危険生物がいるのではないか、など、富山での取材や映像を入れて、富山の視聴者の身近なところに置き換えた内容があるとよかった。
  • 「海と日本プロジェクト」について、誰が何を目的としたプロジェクトなのか、改めて概要を紹介して欲しかった。
  • 誰に見てもらいたい番組なのか曖昧だった。もっと子供に訴えかけるように特化した方がよかったのではないか。
  • ライフジャケットのファッションショーは、意図がわかならい。番組にこの部分は不要だったのではないか。