番組審議会

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。
また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。

今回の審議番組 (令和元年10月10日開催)

・令和元年8月13日(火)15時50分~16時50分 「ライブBBT拡大スペシャル 富山から海ごみゼロへ」
「ライブBBT拡大スペシャル 富山から海ごみゼロへ」はいま、世界的に対策が本格化し始めた海洋プラスチックごみ問題を取り上げた特別番組です。富山湾で釣られた魚がプラスチックごみを食べていたり、定置網にもビニール袋が入るようになったり、また、海岸に大量の漂着ごみが散乱していたりする状況を実際の映像で紹介したうえで、そのごみの8割が河川などを伝って海に流れ出たものとの調査結果を紹介しました。
また、陸地から海洋プラスチックごみを出さないよう全国のモデルケースとして富山市などで始まった実態把握に向けた調査を取材。富山市出身のベンチャー企業家が独自に開発したアプリを使った調査に密着しました。さらに、市街地などの生活の場からプラスチックごみが海に流れ出すのを食い止めるため、実際に川に網を張ってごみを集めるようと富山市が今年度、着手した実証実験も紹介しています。
一方、増え続けるプラスチックごみの世界的な背景として先進国と途上国の処理を巡る国際的な動向なども盛り込みました。そのうえで、ペットボトルのリサイクルなどに関する国内の状況や富山県が全国に先駆け取り組んでいた「レジ袋の有料化」が来年4月から全国で導入されることなど国内でも動き出した対策を紹介しました。

出席委員

委員長 :野原一司
委員  :浅野端・可西晴香・岡本有紀子・加古佳子・長田拓哉・ 松田英昭(リポート)・水野弘一(リポート)
※敬称略

欠席委員

伊東潤一郎
※敬称略

BBT出席者

中西代表取締役社長・前田代表取締役副社長・飯野常務取締役業務局長・奥田常務取締役報道制作局長・四津谷報道制作局次長・福島副部長・蟹谷番組審議会事務局長

《感想》
・冒頭、富山県で捕れたアカナマダの胃に大量のプラスチックごみが含まれた映像に衝撃を受けたし、世界各地の映像で、想像以上に深刻な状況であることが理解できた。
・海洋ゴミの現状をたくさんの方に知ってもらうという意味でいい番組だった。
・専門家の話を多く聴くことができ、ごみに関する知らなかった情報がたくさん提示されて、とても勉強になった。
《意見》
・富山の身近なごみの話からSDGsの話までは広げ過ぎで、趣旨がぼやけて、視聴者に伝わりづらいのではないか。
・プラスチックを扱っている会社や肥料を扱う農家の方は知っているか、どう考えているのか、など取材があってもよかったのでは。
・食物連鎖から人体に影響を及ぼすことは理解できたが、もっとわかりやすく深堀して欲しかった。
・富山のマイバッグ普及率は自慢だが、次に私たちに何ができるのか、具体的に家庭ではどうしたらいいか、身近なものとしてまとめ具体的に示して総括して欲しかった。