番組審議会

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。
また、「BBTスクランブル」(今月は26日日曜日あさ5:20~5:30)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。

今回の審議番組 (2月9日開催)

・平成29年1月4日(水)15時05分~16時00分 「R65+超高齢社会の姿は 超高齢未来」
「2025年問題」と言われる2025年に向けては、75歳以上の後期高齢者の人口が爆発的に増えることが、危惧されている。75歳以上の後期高齢者については、2010年から2025年の15年間で、およそ1.5倍に増えると予測されているのだ――。
国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎える。
支えを必要とする莫大な数の高齢者を、いったい誰が、どうやって、支えていくのか――。
解決しがたい難題が、突きつけられている。2025年まで、あと8年。どう乗り越えるのか?
各方面で始まった対策と、2025年問題の乗り越え方を考えていく。

出席委員

委員長:野原 一司
副委員長:伊東 潤一郎
委員:可西 晴香・園 博昭・浅野 端・松田 英昭・岡本 倫子・加古 佳子・長田 拓哉
※敬称略

BBT出席者

中西代表取締役社長・前田代表取締役専務・飯野取締役報道制作局長・滝澤取締役業務局長・堀田報道制作部長(報道)・堂本報道制作副部長・前谷デスク・寺崎事務局長

《感想》
・超高齢社会にむけ、明るい希望や未来をとりあげようという気持ちが伝わり、どのコーナーも興味深く拝見した。
・コーディネーターの藤井さんは介護に幅広い知識を持っていらっしゃり、的確な提言がありよかった。
・介護や診療に携わる方々の姿に愛や優しさがあふれており、いい取材だった。
・ロボットや自動運転に頼らなければならないほど、高齢化と人口減少が進んでいるのだと実感した。
・南砺市の24時間介護システムなどがどんどん広がることを期待したい。

《意見》
・オープニングが鬼気迫る効果音で印象的だったが、中身は温かみのある話で進みギャップがあった。
・高齢者人口を示すグラフの表示時間が短すぎる。名前の表示とともに年齢もあわせて示してほしかった。
・自動運転システムや「ペッパー」ロボットを紹介したが、富山県民としての当事者感がなく、未来の介護の在り方として無理があった。
・介護ヘルパーとサポーターのできる分野とできない分野を一覧化して見せてほしかった。
・超高齢社会へのメリットばかりではなくデメリットや準備といった提案も欲しかった。
・現在元気な人を中心に話が進んでいたが、すでに病気の人はどうするのかという視点や、在宅を支える側の視点、支えていく若い人
 たちを増やす取り組みも見たかった。