番組審議会

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。
また、「BBTスクランブル」(今月は22日日曜日 あさ5:20~5:30)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。

今回の審議番組 (2月12日開催)

・平成27年1月26日(月)19時00分~19時54分
 BBTスペシャル「カンボジアに未来を~JICA活動の記録~」

番組は東南アジアのカンボジアを舞台に、仕事や社会貢献活動を通して、カンボジアの力になろうと奮闘する「富山人」を取材したものです。
カンボジアは去年、首都プノンペンに日本のショッピングモールがオープンするなど、近年、急速な経済発展の波が押し寄せています。 しかし、その一方でいまだ解決されない大きな課題も存在します。それは総労働人口の約7割を占める農家の多くが、貧困から抜け出せずにいること。そして、ポル・ポト時代の悲惨な歴史が影響して遅れをとる教育分野です。
こうした課題を解決すべく、日本からもJICA・国際協力機構による支援が行われており、現地で、この支援に「富山人」が参加しています。
富山市の精米機メーカー、タイワ精機は現地の農協が悲願とする精米プラントを納入。コメ農家の所得向上を後押ししています。
また、青年海外協力隊として、現地の青少年育成に取り組む、氷見市出身の女性は、中学校で、カンボジアでは行われていない運動会の開催に力を入れています。番組では富山から遠く離れた地で、挑戦を続ける「富山人」を追いました。

出席委員

委員長:西田 洋子
副委員長:伊東 潤一郎・野原 一司
委員:赤丸 準一・岡本 倫子・塚田 一博
※敬称略

BBT出席者

武蔵社長・太田代表・尚和副社長・奥田取締役報道制作局長・前谷プロデューサー・砂原編成部長・青嶋ディレクター・飯野取締役番組審議会事務局長

《感想》
・海外で活躍する富山県人を取り上げた良質な作品で見ごたえがあった。
・カンボジアの現状がよく理解でき勉強になった。
・富山のタイワ精機と氷見市出身の越前さんがすばらしい活動をされていることを初めて知り感動した。
・タイワ精機高井会長の素直に間違いを認め新しいことを学ぼうとする姿勢が素晴らしい、またカンボジアに精米プラントを寄贈され
 たことにも感銘を受けた。
・JICAの農業支援の取り組みが良くわかった、更なる改善に期待したい。
・青年海外協力隊の越前さんが元教師ということで生徒とのかかわりあい方も経験が活かされていた。また学校行事の大切さも再認識
 した。
・最後にでてきた高井社長と農家の方がおいしいごはんを食べるシーンの笑顔がすごく印象的だった。

《意見》
・「カンボジアに未来を~JICA活動の記録~」というタイトルと内容が合っていない感じがした。
・JICAの活動の説明がもう少しあったほうが番組を理解しやすいと思った。
・JICAとタイワ精機の関係がよく分からなかった。
・タイワ精機の高井社長と氷見市出身の越前さんの対談を取材するなどしてもう少し人を掘り下げたほうがいいと感じた。
・現地の人の会話が吹き替えになっていたが生の声に字幕がついているほうがいいと思う。
・同じ映像が何度も使われていた、もうすこし工夫して違う映像を見せるべきだ。
・農業の話からいきなり、教育の話に飛んだりして全体の流れが掴みにくかった。
・ナレーションが多すぎると感じた、画面で伝わることは解説や説明の必要がないと思う。