番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るために番組審議会を置き、番組等に関して委員のご意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は27日あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和7年7月10日開催)

「ダイブツのイマダ」

令和7年6月14日(土)午後6時30分~午後7時00分


視聴者の皆さんの思い描いている夢や叶えたい願い、日々感じている疑問や悩みをイマダイブツ=今田耕司が全力で応える番組。今回の依頼は東京都在住の女性からの、亡き父が65年前に8ミリフィルムで記録した富山の獅子舞の映像がどこで撮影されたものか知りたいという内容です。8ミリフィルムをデジタル化した映像には2種類の獅子舞のほか、お祭りと思われる内容が記録されており、この映像を頼りに撮影された場所がどこなのかを探し出します。富山県は850もの獅子舞が継承されている「獅子舞王国」。それぞれの地域の獅子舞に詳しい方々の力を借りながら調査していきました。そして、映像を利賀村の住民に見てもらい、撮影された場所を特定。依頼者を富山に呼び、実際の獅子舞を見てもらいました。父のことを知る人たちに出会い、そして父が65年前に撮影した2つの獅子舞をみることができ、外山さんの願いは無事叶いました。


出席委員(敬称略)

委員長

:松田英昭

委員

:石﨑大善・藤井公嗣・塚本明

リモート出席

:岡本有紀子・加古佳子・河上めぐみ・山本善裕・髙野吉寿


BBT出席者

細川代表取締役社長・滝澤代表取締役副社長・砂原報道制作局長・西村報道制作部副部長・尾山ディレクター・伊藤編成部副部長
蟹谷編成局長兼番組審議会事務局長


感想

  • 富山の獅子舞の過去と現在、父と娘の絆、65年前の映像と現在の映像など時代を超えた結びつきが上手く表現されていて、メッセージ性のある番組に仕上がっていた。
  • 富山県内の獅子舞の数が全国屈指で850もあることを初めて知ったし、各地の獅子舞の特徴などを知ることができてよかった。
  • 今回のように県外から富山との関わりを追っていくことで、富山を県外へ発信できるバラエティならではの可能性を感じた。
  • 今田さんのコメント・最後のありがたいお言葉の「65年前の村民からのエール」との締めくくりは秀逸だった。

意見

  • 富山の獅子舞について、ランキングや由来・衣装など地域ごとの違いなどをより深く掘り下げて触れてもらいたかった。
  • 番組を見て「神事、祭りを見てみたい」と感じる方のために、場所や開催の日時などの情報を紹介してもよかったのではないか。
  • テロップや司会者のワイプ、資料映像が重なり、見づらく感じる部分があった。伝えたい内容を絞って、よりわかりやすく印象に残る工夫がほしかった。
  • いろんな情報が欲しくなるが、番組のシーンに情報が入りすぎると雑多になって見づらくなる。情報はWEBやSNSなどを複合的に使ってコンテンツを横展開するのもありなのではと感じた。
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