雪に閉ざされた北アルプス・立山で、
「雪の大谷」の除雪に挑む11人の除雪隊に密着した
「雲上の除雪隊〜アルペンルートの春〜」
厳しい自然への挑戦と職人の誇りを描いた本作が高く評価され、
数々の賞を受賞しました。

受賞を記念し、BBTでは特別放送を予定しております。

<放送日時>
2025年12月31日(水)
午前9時50分~

<番組内容>

3月、白銀の世界が広がる北アルプス・立山連峰。無垢(むく)な雪原に、
春の訪れとともに一本の道が開かれる。


立山黒部アルペンルートの全線開通に向けた、バス道路の除雪作業だ。
アルペンルートの営業期間は毎年4月から11月まで。


冬の間は雪に閉ざされ山に入ることはできない。
そんな中、高い技術力を買われて長年除雪作業を委託されているのが、
富山県滑川市にある建設会社。


作業を行う除雪隊は総勢11人、泊まり込みで作業を行う。
アルペンルートの春を開く除雪隊に密着した。



<ディレクターコメント>

ディレクター・矢野美沙
(富山テレビ放送 報道制作部)


「冬の間、立山黒部アルペンルートで黙々と除雪作業にあたっている人たちのことは、ほとんど知られていません。除雪を行う建設業界は人手不足、ましてや北アルプスという特殊な現場で泊まり込み。それでもひたむきに働く雲上の除雪隊。作業が終われば人知れず静かに下山します。その姿を通して改めて感じたのは、表からは見えない“誰かの仕事”がこの世の中を支えているという事実でした。雲上の現場ではいまだに“憧れというよりも意地”“やってやる”という気概で働く男たちがいます。誰に褒められなくとも自分が納得できるものをつくりたいと、雪の壁を美しく仕上げていく職人魂があります。時代とともに変わっていくものと変わらないもの・・・悠久の大自然の中で働く除雪隊の姿を通して、自分の信念とは何なのか、視聴者が思いを巡らせるきっかけになればと本番組を制作しました」