吉村 尚郎 yoshimura takao
2004/11/30
「新潟中越地震」ヘリコプター取材
筆を走らせる前にこの場を借りて、被災者の方々へ。 日々続く余震の恐怖におびえている方、大事な想いでが沢山つまった家を全壊された方、また親戚やご家族あるいは友人を災害で亡くされた方・・・。 心からお悔やみ申し上げます。 冬も目の前まで来ています、くれぐれもお体を壊されないよう、無理をされないよう気をつけてください。天災を前に声をかけ、間接的にしか接することが出来ない自分の非力さを痛感しています。 つい先日も、全壊した家を目の当たりに涙を浮かべる被災者のニュースを見ました・・・ただ決して皆さんは一人ではありませんよ。隣りを見てもまたその隣りにも、そして日本中の人達が皆さんの安全・健康を願っています。ありきたりで簡単な言葉ではありますが、“がんばってください、皆がついています”。 |
ヘリコプター取材 | ||||
新潟中越地震から1ヶ月。今なお続く余震そして被害に苦しむ方々のニュースを皆さんも見ていらっしゃる事だとおもいます。 先日、FNN取材団(取材の応援)で新潟に行きました、取材の内容は土砂崩れや道路の隆起により地上からは行く事ができなくなってしまった場所への「ヘリコプター取材」、つまり上空から見える被災の様子をリポートするというものです。 私が新潟入りしたときは震災から3週間ほどたっていました。何らかの形で力になれればと思い、被災者の方々がニュースを見られたときにわかりやすいリポートをこころがけ上空へ・・・。 |
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しかし、その被害状況を目の当たりにして言葉を失いました。上記の写真は、違った意味で有名になってしまった、山古志村東竹沢地区の「土砂崩れダム」です。(満水時は東京ドーム2個分:256万立方メートル) 殆どの住宅の1階部分あるいは屋根までが水に浸り、道路は土砂崩れで分断され・・木はなぎ倒され・・・。紅葉で鮮やかに彩る山間に土砂崩れで出来た荒々しい山肌、見た事の無い異様な光景が広がっていました。 今なお復旧の目処はたっておらず、現在毎分180立方メートルを排水できる6機のポンプを使い断続的に水を抜くなどの作業が行われていますが、大雨などの影響を受けいつ決壊してもおかしくない状況が続いています。 |
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