中田 彩 nakada aya
2023/03/08
サケ稚魚の放流事業を見学!
今回は久しぶりに魚の話題です!
2月25日、お世話になっている県漁協の方にお声がけいただき、
富山市婦中町にある坪野川で行われた、サケの稚魚の放流事業を見学しに行きました。
去年11月に捕獲されたサケの卵から孵化したサケの稚魚たち。
サケの稚魚は初めて見ました!
まだメダカサイズで、こんなに小さい稚魚が大きくなるとは本当に驚きです。
この稚魚たちを地元の速星小学校5年生の生徒たちが網ですくい、
板で滑らせながら川に放流していきます。
子供たちはとても楽しそうで、大はしゃぎでした!
その後隣の速星公民館で、サケの学習会が行われました。
私も漁協の担当者の説明を聞きながら、勉強になることがたくさんありました!
富山では、平安時代から越中の特産物として愛され続けてきたサケですが、
年々減少傾向に…。
近年は地元の富山漁協などが中心となって放流事業に積極的に取り組んでいますが、
4年後、川に戻ってくるサケは100匹のうち3匹程度だそう。
放流されたのち、川を伝って海に出てアラスカ湾など大海を旅しているうちに、
大半は大きな魚に食べられてしまうという過酷なサバイバル…。
それでも、サバイバルで生き残ったサケが
4年後、地元の川に戻ってくるというのはとても不思議ですよね。
戻ってくる正確な理由は解明されていないようですが、
川の匂いを覚えているのでは…という説もあるそうです。
漁協の方からの説明が終わると、
川漁師さんがサケの捕まえ方のレクチャーも。
大きな投網を投げ、一気に捕まえます。
子供たちは謎に包まれたサケの生態に興味深々!
“オスメスの見分け方は?エサは?寿命は?”などなど、次々と質問していました。
子供たちが魚に興味深々な様子を見て嬉しく思う反面、
自分自身段々大人になってきて、自然や生き物など身の回りの不思議に
ワクワクドキドキする感情が薄れてきているのではないか…とも感じました。
アナウンサーになってもうすぐ1年。
取材活動以外でも、引き続き地域の皆さんとのつながりを大切にし、
富山の自然環境の素晴らしさや身の回りのギョギョギョ!という発見を
大切にしていきたいです。
4年後、坪野川にサケは何匹戻ってくるのか…
その時、4年で大きく成長するサケのように、私自身も成長できているのか…
今から楽しみです。