木地 智美 kiji tomomi
2019/05/28
満天星
私の好きな富山の空の一つ。
星空
立山室堂・天狗平で見上げる星空は、星が多すぎて星座が分からないくらい。
首が痛くなるまで、体が冷たくなるまでいくら眺めても…見飽きることのない、
満天の星空です。
これは、5月25日(土)の空。
立山高原ホテルで撮影しました。
夜遅くには、北アルプスの山々から、天の川が昇ってきました。
ほとんど雲がない空に、無数の星。
吸い込まれそうな星空に、宇宙を感じる瞬間でした。
普段は町が明るすぎて気が付かないけれど、本当はたくさんの星があるんですよね。
見えなくても、心にはいつも星空を感じていたいな…と思ったのでした。
もう一つ、最近見た満天星がこちら。
ドウダンツツジ。
「満天星」、と書いて「ドウダン」と読みます。
ゴールデンウィークに、金沢の寺島蔵人邸で
満開の満天星(ドウダン)を見ることができました。
ドウダンは、白い小さなスズランのような花がたくさん咲きます。
小さな花は、確かに満天の星のようにも…。
素敵な名前だなぁ。
ドウダン。
二つの満天星を堪能した5月でした。
2019/05/22
五月の別れは・・・
「降ればもう梅雨かと思い、晴れればまだまだ五月と思いなおす。
五月の別れは、ふと知り合った美しい人との、はかない別れに似ている。」
おととし亡くなった気象キャスターの倉嶋厚さんが、五月の季節感を表した一文です。
(「お天気博士の春夏秋冬」三笠書房 より)
確かに五月は、思えば思うほど、美しい季節です。
花々が咲き誇り、木々の若葉と風がつくりだす木漏れ日のきらめき、
青空にそびえる残雪の立山連峰、富山湾にはしんきろう…
暑くもなく、寒くもなく、心地よい陽気。
5月って、最高
でも、もう沖縄・奄美が梅雨入りし、天気図には梅雨前線が現れました。
あぁ、雨の季節もすぐそこまで
ちなみに、今週は暑さが厳しい日が多くなります。
30度前後、7月並みの暑さ。
南から暖かい空気が流れ込むためなんですが、単純に季節の歩みが早い、というわけでもない。
今年はエルニーニョ現象の影響で梅雨前線の北上が遅れそうな見通しです。
6月は、平年に比べて雨が少なく、暑い日が多くなりそう。
そして、梅雨最盛期から末期の大雨は7月か。
天気予報をしていると、気持ちが先へ先へと向かっていくので、
もうお盆あたりを想像したりします…
美しい五月とも、もう少しでお別れ。
あっという間に巡りゆく季節。
一日一日を味わいたいですね。
2019/05/16
風薫る季節
桜、タンポポ、ナシ、チューリップ・・・花いっぱいの春が過ぎて、
あっという間に緑美しい初夏がやってきました。
通勤で通る磯部堤(富山市)の若葉が育ち、気持ちの良い木陰を作っていました。
若葉の色って、本当に美しいですね。
太陽の光に透けて、柔らかく優しく、生きる力に満ちている感じがします。
五月は、風薫る季節と言いますが、
木々の香に含まれるフィトンチッドは、殺菌成分と、
人間にとってはリラックス効果があるそうです。
10連休が終わって、新しい仕事が落ち着いて、
そろそろ心身の疲れが出てくる頃かもしれません。
そんなときは、緑の中で深呼吸!
無理せず、マイペースでがんばりましょう。
気持ちの良い季節の後は、あっという間に雨の季節。
緑と青の季節を満喫しましょう~!