7月29日は、女性外来VOL.47〜かゆみ〜
月に1度、お届けしている女性外来。夏本番、連日うだるような暑さが続いていますが、この時期、かゆみを訴える人が多くなるといいます。特にお子さんや女性はかゆみを訴える人が多いようです。その『夏のかゆみ』の原因と対処法を紹介します。
皮膚科専門医の『なかたに皮ふ科クリニック』、中谷院長に話をうかがいました。
夏にかゆみを訴える方は多いですか?

中谷院長
 
けっこう来られますね。一番多いのが今の時期だと思います。
梅雨時期からはじまって、7月、8月くらいまでは、『かゆみ』を訴える患者さんは多いですね。
 
 

病院の来る患者さんの数をみても、7月が最も多く、『かゆみ』が原因で病院にくる人が大半を占めているそうです。

かゆみと一言でいってもさまざまなものがあり、原因も違います。
この時期に多い虫刺され、アトピー、じんましん、湿疹、あせもなどいくつか種類があります。

中谷院長
  暑いと体力が落ちることがありますから、そういった意味では「じんましん」の患者さんも最近、増えているように思います。  
 

「じんましん」は、一見、虫刺されのように見えるもので、特徴は、出たりひいたりを繰り返すこと。疲れやストレスが原因とも言われています。


中谷院長
  一番多いのは、お子さんや若い人もそうですが、汗をかいて「あせも」になってこられる方が非常に多いです。  
 

この時期、一番多いという「あせも」は、汗の腺がつまることで起こります。
ときには「しっしん」になることもあり、老若男女問わず、おこりやすいものです。

「かゆみ」ぐらいたいしたことではないと簡単に考えていませんか?
しかし、そこには別の病気が潜んでいる可能性もあるのです。
かゆみの原因は、『汗』。

中谷院長
 
汗のせいで、首筋とか脇やひじとかひざの裏がかゆくなってこられる人、悪化する人が多いと思います。

赤ちゃんの場合は、この時期おむつのゴムの部分などが「あせも」になることが多いです。赤ちゃんは大人と同じだけ汗の腺があります。ですから同じ暑い場所にいても赤ちゃんだけ、ぐっしょり汗でぬれているということはよくあります。


一番いいのは洗い流すことですね。
できる人はシャワーをしていただくのが理想的ですけど、冷たいタオルで軽く拭いたり、ちょっと冷やしてあげると汗がおさまってきます。

 
 

そのほか女性の場合、「汗」以外にもかゆみの原因となるものがあります。

中谷院長
  女性の場合は、髪の毛の刺激ですとか、ネックレスですね。
ネックレスは普段はなんともなくても汗が出る時期になりますと、金属の成分が汗で溶けることがありますので、金属アレルギーの人などもひどくなりやすい時期なんですね。
 
 

さて、あせもができてしまった場合はどんな処置をすればいいのでしょうか。

中谷院長
  非常に症状が軽い場合は、市販の薬で十分だと思うんですけど、
かきむしって皮膚がただれたり、薬をつけた瞬間にしみたり刺激があるような場合はなるべくなら避けていただくのがいいと思います。


また、違った病気にも注意ですね。「とびひ」や「カビ(カンジタ)」がついていたりする場合は、むやみにステロイドなどの薬をつけると悪化する人もいます。
 
 

ステロイドは、炎症を抑えたり、アレルギーを抑える作用がありますが、その分、副作用もあります。
中谷院長
  なるべくなら市販のものはステロイドが入っていないものをつけて、治らないようでしたら皮膚科にきていただくのがいいように思います。多少なりとも原因はわかれば、それに対する対処法ができるわけですから。

 
 

みなさんのそのかゆみの原因は何ですか?
快適な夏を過ごすために一度考えてみてはいかがでしょうか?
なかたに皮ふ科クリニック
住所 富山市星井町2-7-39
電話 076-421-1275
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