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Q「なぜ“借りぐらし”というタイトルに?」
米林監督「すごく耳なじみのない言葉だと思いますが、これは原作にもあった言葉なんです。英語だと「ボロワーズ」って言います。訳すときに「借りぐらし」。借りて暮らすという、床下の住人が床上の人のものを少しずつ借りて自分たちの生活に役に立てて行く、借り暮らし、自分たちは借り暮らしだっていうふうに言ってます。その「借り暮らし」という言葉が面白いんじゃないかなって、宮崎さんや鈴木さんが思っていて、そのタイトルをつけたんだと思います。」
Q「今回主人公が小人ということで、どうして今小人をテーマにしたものだったんですか?」
米林監督「これもやっぱり、企画者である宮崎さんの考えで、この企画が誕生したのが2008年だったんですが、2010年の段階でも不況は続いているだろう。そんな中で、原作にある「借りぐらし」、借りて暮らして自分たちの生活に役に立っている、借りてきたものを工夫して使っていたり、借りてきたものを新しく作って役に立っているとか、そういう生活スタイルみたいなものは、2010年の現代にあっているんじゃないかと思いこの題材を選んだんだと思っています。」
Q「小人の暮らしを表現する上で、工夫した点はどんなところですか?」
米林監督「やっぱり、小人なんて居ないよって思われたら、悲しいので、いかに小人が本当にいそうだなっと思ってもらえるかってところは意識して作っていました。ガムテープでこういう風に上るにしても、いかにも体を使ってこう重さが表現されていたりとか、あとはアリエッティがつたをよじ登り、二階の翔君の家に会いに行くっていうシーンがあるんですが、体をいっぱいに使って登っていく、葉っぱをこう持つことによりぐっとしなったり、上にこんなに大きなしずくがポタリと落ちたり、放すとまたこう揺れ戻るとか、そういう細かい表現を積み重ねていくことによって、何か面白いシーンになったらいいなと、やっぱり小人の実体感みたいなものというのは常に意識して作っていました。」 |
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