番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和5年12月14日開催)

BBTドキュメンタリーズ「勇気を旗印に~親亡き後を見据えて~」

令和5年10月28日(土) 夕方4時55分~5時25分


障がいをもつ持つ息子の働く場を作ろうと豆腐店を開いた両親。
開店から32年が経ち、80歳が目前となった両親は自分たちがこの世を去ったあとの息子の行く末に、不安を抱えています。
高齢の親が障がいを持つ子どもと暮らす「老障家庭」を取材しました。


出席委員(敬称略)

委員長 :松田英昭

副委員長:岡本有紀子・宮窪大作

委員  :加古佳子・髙野吉寿・石﨑大善・山本善裕・林政義


BBT出席者

中西代表取締役社長・滝澤代表取締役専務・石田取締役業務局長・堀田報道制作局長・伊藤ディレクター・砂原番組審議会事務局長


感想

  • 息子の勇旗さんが働く場所を作るために父親が豆腐の工場を作ったことに驚いた。
  • 老障家庭は社会全体で考えるべき課題で、番組として取り上げた事は意義がある。
  • 子どもから学ぶ、子どもの良いところを見つけてあげるというお父さんの言葉が胸に残った。
  • 両親が周囲に理解者をふやすべく、取り組んできたという姿勢が印象に残った。

意見

  • タイトルの「勇気を旗印に」の意味が番組を見ても伝わってこなかった。
  • 行政による老障家庭の調査はされていないとのナレーションがあったが、何も対応されていないのであれば、追求するのがメディアの使命ではないか。
  • グループホームの減少など、後ろ向きな話が多かったが、課題解決のための事例は描けなかったのか。