番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和5年6月11日開催)

令和5年5月27(土) 16時30分~17時25分

「BBTドキュメンタリーズSP 話せる古本屋」


高岡市伏木の小さな古書店を舞台に、店主と、お客さんとの交流を描くドキュメンタリー番組です。店主の堀田晶さん(48)は訪れた人が悩みや困りごとを話す事で心が軽くなる場所を作ろうと5年前に店を開きました。目指すのは「話せる古本屋」。堀田さんはじっと話を聞いて、時には公的な支援につなぐ事もありますが、中には悩みを聞いてもらえる相手もなく、生きている事が辛いと話す人も少なくありません。店先で、電話で堀田さんはじっと今日も相手の話に耳を傾けています。


出席委員(敬称略)

委員長 :松田英昭

副委員長:塩谷誓勝
リポート出席:岡本有紀子

委員  :加古佳子・山本善裕・石﨑大善・宮窪大作
リポート出席:河上めぐみ・髙野吉寿


BBT出席者

中西代表取締役社長・滝澤代表取締役専務・奥田常務取締役・石田取締役業務局長・堀田報道制作局長・谷ディレクター・砂原番組審議会事務局長

感想

  • 重要で難しいテーマも含まれたが、迫力ある番組だった。
  • まずは話を聞く、そして許容する姿勢がよりよい支援につながると感じた。
  • 店を訪れた人が自らの苦悩を話す場面があったが、相当勇気を振り絞ったのではないかと思った。

意見

  • 自殺予防の根幹は行政と民間、医療の連携にある。今回は民間のみを描いたが、行政や医療についても触れるべきではなかったか。
  • 堀田さんがなぜ、この活動を始めようと思われたのかが伝わらなかった。
  • 自殺予防にまつわる行政の相談窓口がどこに、どれくらいあるのか気になった。
  • 問題提起に終わるのではなく、仕組みや制度に批判的精神で立ち向かう姿勢があっても良かったのではないか。