番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和3年12月9日開催)

令和3年11月19日(金) 19時00分~19時55分

BBTスペシャル「みんなの富山マラソン2021総集編」


コロナ禍で2年ぶりに開催された富山マラソン2021。全国から集まったおよそ1万人のランナーが晩秋の富山路を駆け抜けました。今年は新型コロナ感染防止のため、ランナーの数を減らし、大会に関わる全ての人の体調管理を徹底するなど対策がとられました。
番組では、コロナ禍を乗り越え、明るい明日へつなげていこうと奮闘するランナーや、沿道からの声援自粛が求められる中で、新しい応援のカタチを模索する人たちの思いに密着しました。また、南砺市出身、西村アナウンサーがフルマラソンに初挑戦。ランナーの視点からコロナ禍の大会の様子とマラソンの魅力を伝えました。
当日のランナーの笑顔や涙、そして携わる周囲のスタッフたちの思いを伝えました。


出席委員(敬称略)

委員長 :伊東潤一郎
副委員長:松田英昭
委員  :石﨑大善・加古佳子・宮窪大作
※岡本有紀子・河上めぐみ・塩谷誓勝・藤井努(書面出席)

BBT出席者

中西代表取締役社長・滝澤代表取締役専務・石田取締役業務局長・砂原報道制作局長・ 吉村報道制作局報道制作部副部長・井上ディレクター・四津谷番組審議会事務局長


感想

  • 2年ぶりの開催となった富山マラソン。番組ではスタート前のランナーの高揚感や期待感を伝えるコメントがあり、開催を喜ぶ気持ちが伝わってきた。また、ゴールシーンでは完走した人々の達成感に満ちた笑顔がとても印象的だった。
  • 富山マラソンの目玉の一つ、「新湊大橋」上空のドローン空撮映像は立体感があり、見応えがあった。
  • コロナ禍であり、給水所で飲食を提供する方法に工夫が凝らされており、ランナーを応援する人々の苦労も紹介されていて細かく取材していると感じた。
  • 解説の田中さんが「きっと走り終えてから見える世界が変わると思うので」というコメントに、とても共感できた。

意見

  • 参加したランナーたちから「美しい風景を見ながら走れた」とのコメントがあったが、コース上の美しい風景が余り画面には出てきておらず、ランナーの目線で風景映像がもっとあればよかった。
  • 番組タイトル「みんなの富山マラソン」の「みんな」はランナー以外のボランティアも含まれていると思われ、そうであればそのスタッフの活躍や苦労を紹介するパートがあっても良かったのでは。次回は頑張るスタッフの大会終了後の達成感などにも焦点を当てて欲しい。
  • 西村アナの初マラソン挑戦は、応援しながら走るその姿に、人柄も表れており、分かりやすくまとまっていた。ただ、番組でのストーリー作りの為に、機材を持ち込みビデオメッセージを見せるのは、少しやり過ぎ感があったと思う。
  • スタジオのセットに手作りの「のぼり」が使用されていたが、VTRに制作する様子が紹介されており、飾るだけではなく、スタジオでも詳しく紹介してほしかった。
  • 「富山マラソン」には全国47都道府県からランナーが参加していたとあったが、決して大きくない「富山マラソン」が他の県の大会と何が違うのか、全国の大会の中でどんな位置にあるのかを知ることが出来ればよかった。