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かとうの宝人(5)宇奈月の1日1組のお店
念願のお店に、ようやく行くことができました。
それは、宇奈月にある「看板もないお店」です。
あるのは、店先に「もつ鍋」と書かれた提灯が一つ。

メニューもありません。
一日一組だけのお店です。

こういうのに私、ワクワクするんです。
「1組」というだけで、特別な感じがしてテンションが上がります。

何も言わなくても、
おかあさんは、焼肉→サラダ→鍋とお腹の具合にあわせて出してくれるのです。
『どう?お腹ふくれた?』と声をかけてくださるやさしさがまたうれしい。

親戚の家みたい・・・。
昔から何度も通ったことがあるような居心地の良さでした。

元々は、おばあさんがやっていたお店の後をおかあさんが継いで、45年になるといいます。
お客さんの支えがあったからこそ、今のお店があるのよ、とおっしゃっていました。

お腹もいっぱいになり、大満足の私に、おかあさんは『あんたテレビで出てない?』と一言。
『そうです、私、かとちゃんです!』と答えると、
おかあさんは、『ああ!見たことあると思ってたのよ!いつも観てるよ!』といって、抱きしめて下さいました。

時代は変わっても、お店は変わらない。
ある意味、変わらないことの大変さ、そして大切さも教えていいただいた感じです。

おかあさん、ありがとうございました。


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